三洋電機は24日、ハイビジョンムービーと写真撮影ができるデジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」の新モデル「DMX-CG11」を発表。発売は9月11日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は3万円前後。

Xacti新モデル「DMX-CG11」。メニュー言語には新たに英語が追加された

DMX-CG11は、2009年1月に発表されたスリムハイビジョンタイプ「DMX-CG10」の後継機。有効約1000万画素の静止画、約828万画素(HD)/約1000万画素(SD)のムービー、光学5倍ズームレンズ、約23万画素3.0型のワイド液晶モニターなど基本的なスペックは従来と同等だが、新たにミニHDMI端子を搭載(ミニHDMIケーブルは別売)。ムービーフォーマットには、MPEG-4 AVC/H.264」を採用している。

また、無線LAN機能を搭載したSDカード「Eye-Fiカード」との連動機能も搭載。カメラ本体での「Eye-Fi」自動転送機能ON/OFFやアクセスポイントの設定などができるほか、電池残量に応じて転送機能を自動的にOFFにするモードも備えている。

このほかムービーと静止画撮影に対応した「手ブレ補正機能」や「顔検出・追尾機能」などの各種機能は従来モデルよりひき続き装備。「リバース連写機能」(2Mピクセル固定)も備えている。

ボディカラーはホワイト、オレンジ、グリーンの3色

撮像素子は1/2.33型の約1066万画素原色CMOSセンサー。イメージセンサーから取り込んだ約910万画素の情報を、1200万画素相当に画素補間し画像を生成・記録するモードも搭載する。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードで、内蔵メモリーは約40MB。電源はリチウムイオン電池。電池使用可能時間は、静止画撮影で約180枚(CIPA規格準拠)、ムービー連続撮影で約70分(実撮影:約40分)。本体サイズは72.0(W)×112.8(H)×38.0(D)mm(突起部除く)で、重さは約173g (本体のみ)。