東芝ホームアプライアンスは30日、「置けちゃうスリム」シリーズの冷凍冷蔵庫「GR-B41N」「GR-B38N」「GR-B34N」を発表した。GR-B41Nは7月20日発売予定で(左開きタイプは8月上旬発売予定)、GR-38N/34Nは8月1日発売予定。価格はオープンで、市場価格はGR-B41Nが15万円前後、GR-B38Nが13万円前後、GR-B34Nが12万円前後と予想される。

環境性能がさらにアップしたツイン冷却モデルの「GR-B41N」

高さを抑えた3ドアモデルの「GR-B38N」「GR-B34N」も年間消費電力量が減少

同シリーズは、狭いキッチンでの設置性を考えた、幅60cmのコンパクトサイズを特徴とする。3機種は、それぞれ「GR-A41N」「GR-A38N」「GR-A34N」の後継モデルとなる。

GR-B41Nは5ドア片開きタイプで定格内容積は405L。そのうち冷蔵室は231L(チルド21L)、野菜室は72L、冷凍室は2ブロックに分かれており、合計で102L(独立製氷ルーム13L)。GR-B38NとGR-B34Nはスタンダードな3ドアタイプで、定格庫内容量はそれぞれ375L/339Lとなっている。GR-B38Nは冷蔵室が200L(チルド12L)、野菜室が84L、冷凍室が91L。GR-B34Nは冷蔵室が164L(チルド12L)、野菜室が84L、冷凍室が91L。GR-B38N/34Nは独立製氷室は持たないが、自動製氷機能の「かってに氷」は搭載されている。

GR-B41Nはツイン冷却システムを搭載する。ツイン冷却は、コンプレッサーと冷却機を、冷蔵室の温度帯用、冷凍室の温度帯用と、それぞれ用意することで、ロスの少ない運転を実現するというもので、さらに、冷蔵室内を約85%の高湿度状態にキープすることで、ラップなしでの保存も可能となっている。GR-B38N/34Nは一般的なシングル冷却を採用するモデル。3モデルとも、プレクールシステムを採用。同ステムは、霜取り中の庫内温度の上昇を抑えるために、霜取りを行う前にいったん温度を下げるというもので、温度変化による食品の劣化を抑えることができる。

昨年モデルからの変更点は、省エネ効率の向上。GR-B41Nでは、放熱効率のアップと冷気漏れ対策の向上、制御方法の改善などが行われており、定格消費電力は、電動機部分が110Wで電熱装置部分が123W。年間消費電力量は400kWh/年で、2010年省エネ基準の達成率は125%となっている。昨年モデルのGR-A41Nでは、定格消費電力が、電動機部分で110W、電熱装置部分で123Wとなっており、年間消費電力量は480kWh/年。2010年省エネ基準の達成率は104%だった。GR-B38N/34Nでも、冷気漏れ対策が行われており、年間消費電力量は、GR-B38Nの場合、480kWh/年、GR-B34Nの場合、470kWh/年となっている。