レノボ・ジャパンは24日、ThinkPad Tシリーズの14型ノートPC新製品として「ThinkPad T400s」を発表した。Tシリーズでは最薄・最軽量を実現、14型クラスのノートPC全体の中でも、最高レベルの薄さと軽さだという。販売開始は本日より。価格はダイレクト価格で199,500円から。

「ThinkPad T400s」

「ThinkPad T400」と比較した場合、本体の厚さは25%減の約21.1mm、重さは20%減の約1.8kg。Small Form FactorパッケージのIntel Centrino 2、LEDバックライト液晶、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)採用トップカバーなど、薄型・軽量・高性能な従来モデル「ThinkPad X300」で培った技術を豊富に盛り込むことで、これを実現している。

薄さでは、TシリーズというよりXシリーズに近い

定評あるキーボードにも改良が施された。クリック感が向上しているほか、ユーザーの使用頻度が高いDeleteキーとEscapeキーの面積を拡大。ほか、キーとキーの間の隙間を狭くすることで、食べかすやほこりなどが入りにくくなっている。タッチパッドも新たにマルチタッチ技術を実装しており、マルチタッチによるスクロールやズームなどの操作が可能となった。

キーボードデザインを改良。より打ちやすくなっているという

基本となる製品ラインナップは「2801A7J」(ダイレクト価格199,500円)と「281522J」(ダイレクト価格204,750円)の2モデル。

「2801A7J」の主な仕様は、ディスプレイがLEDバックライト14.1型WXGA+(1,440×900ドット)液晶、CPUがIntel Core 2 Duo SP9400(2.4GHz)、グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA 4500HD、メモリはPC3-8500で容量は2GB(2GB×1、最大4GB)、HDD容量は250GB(5,400rpm SATA 1.8インチ)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ。ネットワーク機能はIntel Wireless WiFi Link 5100AGNによる無線LANと、Bluetooth v2.1+EDR。ほか、主なインタフェースは指紋センサ、DisplayPortとD-Subンによる外部映像出力、USB 2.0/eSATAポートなど。

本体サイズはW337×D241×H21.1~25.9mmで、重量は約1.79kg。バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は約6.3時間(オプションのベイ・バッテリ使用で最大約11時間)。OSはWindows Vista Business 32bit正規版ダウングレード(Windows XP Professional 32bit初期導入済)。

「281522J」の主な仕様は、HDD容量が120GB(5,400rpm SATA 1.8インチ)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ 2層対応 ウルトラ・スリム・ドライブとなっている以外は2801A7Jと共通。本体重量は若干軽量な1.77kgとなる。

また、両モデルともにオプションで最大128GBのSSDを搭載可能。7月頃を目処にWiMAX通信モジュール搭載モデルも投入される予定だ。なお、Tシリーズらしく性能を重視し、CPUには通常電圧版のIntel CPUが搭載されているが、ディスクリートのグラフィックス機能は省かれている。