各種スペックが向上した本モデルであるが、変更点以外のポイント、例えばインタフェース周りやサイズ、重量などは、HP Mini 2140を踏襲している。これは言い換えれば、良い点も悪い点も、そのまま受け継いでいるということだ。

本体右側面。ExpressCard/54スロット、SDカードスロット、USB2.0、LAN、電源コネクタ、セキュリティロックスロットを備える

本体左側面。オーディオ入出力、USB2.0(外付けマルチベイ用電源コネクタ付き)、D-Sub15ピンを備える

本体左手前に電源スイッチと電源ランプ、HDDアクセスランプを備える。いずれも青色LEDを採用

本体右手前には無線LANのオン/オフ切替スイッチを備える。インジケータランプは、有効時は青色、無効時は赤色に点灯する

HP Mini 2140の良い点としては、キーボードの良さが挙げられる。キーピッチが広く成人男性でも多くの人がストレスを感じないであろう大きさのキーを持つ。また、しわ寄せが行きやすい最上段のファンクションキーや最下段の各種キーも十分な大きさを持っている。このキーボードは、ほかのNetbookサイズの製品と比べて非常に大きな魅力になっている。

HP Mini 2133から2140へと引き継がれた秀逸なキーボードは健在。キーピッチ17.5mmの余裕あるキーボードは他社のNetbookに対しても大きなアドバンテージになっている

逆に惜しいのはACアダプタだ。こちらは海外メーカーの製品らしくミッキー型の端子が採用されているほか、コネクタ部が大きめ。ACケーブルも太く、持ち運びを考えるならミッキー-メガネ型の変換コネクタとともに、細いACケーブルを求めたほうが良いだろう。

ACアダプタとACケーブル。ACケーブルはミッキー型に対応したもので、少々太めになっており可搬性は良くない

ACアダプタの本体との接続部も大きめ。この点は次期製品ではぜひ改良してほしい部分だ