『TRアンダーワールド』の戦闘アクションをチェック

ララは今作でも、トレードマークの二丁拳銃スタイルを標準装備としている。たしかデザートイーグルの二丁拳銃というトレードマーク設定があったはずだが、今作ではそのあたりの設定アピールはない。これとは別に「ショットガン」「マシンガン」「水中スピアガン」などの多様で強力なセカンダリウェポンをプレイ開始時に選択して携行可能。セカンダリウェポンは威力こそ強力だが、その代わり弾薬制限がある。逆に二丁拳銃は弾薬制限がない。

なにかの衝撃を加えたり、威嚇射撃などの無駄撃ちには二丁拳銃を使い、強力なボス的な敵との戦闘にはセカンダリを重視して使うことになる。また、今作では手榴弾も使用可能となっており、密集している敵をまとめて倒すのに有効だ。ただ、爆風はララ自身にもダメージを与えるので狭い場所での使用は注意が必要となる。

今作では銃器を使わない近接格闘モードも搭載

「TRアンダーワールドはTPSスタイルの操作系」と聞いて、「難しそう」と思った人もいるかもしれないが、本作はシューティングゲームではなく銃撃戦にそれほど重きは置かれていないので心配は無用だ。銃撃の際にいちいち狙いを定める必要はなく、照準合わせ自体が自動で行われる。だから、敵が移動していない限り、「右トリガ」を引くだけで間違いなくヒットする。さらに、「左スティック」を引くと手近な敵をロックオンして狙い撃つようになり、以降、その敵を中心にした移動攻撃もできるようになる。

登りながらの攻撃もできるようになった今作のララ

また、銃を構えているときには、「移動操作」と「ジャンプボタン」「しゃがみボタン」の組み合わせでアクロバティックアクションを決めることができ、華麗に舞いながらの攻撃ができる。これは、見た目に美しいだけでなく、敵からの攻撃の緊急回避行動にもなるので、ぜひマスターしたい。なお、狙い撃ちは必要ないが、『TRアンダーワールド』では、「ロックオン」「銃撃」「アクロバティックアクション」を駆使して戦略的に行動する銃撃アクションも楽しめるようになっている。

戦闘関連の新要素として「アドレナリンゲージ」というフィーチャーが追加されている。これは、敵を攻撃することで上昇する精神パワーゲージで、最大チャージの黄色状態のときには「アドレナリンヘッドショット」モードが発動できる。発動時には映画『マトリックス』のようなスローモーション状態になり、敵の弱点(おもに頭部)に白照準が設定される。このスローモーション状態時に「視点操作スティック」を動かして赤照準を白照準に合わせて銃撃できれば、「アドレナリンヘッドショット」が成功し、敵に大ダメージを与えられる。ただし、ゲージを消費しきってスローモーションが解除されてしまったらミスとなり、手痛い反撃を喰らうことになる。

水中での戦闘もあり

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