Gmailアカウント(IMAP)を追加する

今度はGmailのアカウントを追加して、IMAPの設定と複数アカウントを利用する方法を紹介します。なお、あらかじめGmailの設定でIMAPを有効にしておいてください。

Gmailのアカウントを追加するのは簡単です。まずはPOPメールアカウントと同様に、[ツール]メニュー→[メールとチャットアカウントの編集]を選択して[アカウントの編集]ダイアログを開き、[追加]ボタンをクリックします。

[アカウントウィザード]が開いたら[メール]を選択します。続けて次の画面で「名前」を入力し、「メールアドレス」にGmailのメールアドレスを入力して「次へ」ボタンをクリックします(図13)。

図13 「メールアドレス」には「~@gmail.com」まで入力します

続けてログイン名とパスワードの入力画面になります(図14)。「ログイン名」にはGmailのメールアドレスが入力されていて、アカウントの種類はすでに「IMAP」になっているので、パスワードだけを入力して[完了]ボタンをクリックしましょう。

図14 メールアドレスがGmailのものと判断されると、「IMAP」にチェックが付きます。ここではパスワードを入力するだけでOKです

設定が終了すると、Gmailアカウントのメールチェックが始まります。受信したメールは「未読」ビューなど、すべてのビューで他のアカウントの受信メールと一緒に表示されます。Gmailアカウントのメールだけを見たい場合は、[メール]パネルの一番下に追加された「メールサーバー ○○@gmail.com」の各フォルダをクリックします(図15)。ここにある「INBOX」フォルダがGmailの「受信トレイ」に相当します。また、[Gmail]フォルダ内に「スター付き」や「送信済みメール」などがあり、その他自分で設定したラベルもフォルダとして表示されます。

図15 IMAPの場合、[メール]パネルの下の方に表示される「メールサーバー ~」で、サーバー内の各フォルダのメールを見ることができます。また、アイコンは双方向の矢印で表示されます

そのほか、フィルタも含め[メール]パネル全体でGmailアカウントのメールのみ表示したい場合は、[メール]パネル内の適当なビューを右クリック→[アカウントのメッセージを表示]でGmailアカウントを選択します(図16)。これで、[未読」などのビューを選択したときにGmail以外のメールが表示されなくなります。

図16 Gmailアカウントだけを選択した例。Gmailに未読がないため、このビューでは何も表示されていません。元の状態に戻すには、適当なビューを右クリック→[アカウントのメッセージを表示]→[すべてのアカウント]を選択します

なお、Gmailで「ラベル」を使ってメールを整理している場合は、一部のメールが重複表示されるといったことが起こります。 これは、Gmailでは1つのメールに2つ以上のラベルを付けることが可能なため、それぞれがOpera Mail上で別々のフォルダに表示されて複数扱いになり、[受信済]ビューなどで重複表示されてしまうというわけです。 そこで、Opera Mail上では必要なラベル(フォルダ)だけを表示するように設定しておくと良いでしょう。新着メールなど、普段からすぐに確認したいフォルダはOpera Mailで表示し、たまにしか見ないフォルダなどに関しては、Web上でGmailにアクセスして確認したり整理したりするといった使い分けをした方が管理しやすいと思います。

まず、[メール]メニュー→[IMAPフォルダ]を選択し、[IMAPフォルダの購読]ダイアログを表示します(図17)。左側の欄でアカウントを選択し、右側の欄で不要な項目のチェックを外して[OK]ボタンをクリックします。これで、チェックを付けたフォルダやラベルのみが[メール]パネルに表示されるようになります。

図17 不要なフォルダやラベルのチェックを外します。なお、[INBOX]と[Gmail]フォルダはチェックを外すことはできません

Opera Mailで複数のメールアカウントを設定すると、メール作成画面で差出人を選択することができるようになります。[新規作成]ボタンで[メッセージを作成]タブを開き、「送信者」欄をクリックしてアカウントを選択すればOKです(図18)。

図18 「送信者」を選択すると、署名も送信者に合わせて入れ替わります。新規メール作成時の「送信者」は前回送信したときの送信者になっているので、使い分けをしている場合は最初に確認しましょう

なお、Gmailの署名などの詳細情報は、POPアカウントと同様に[ツール]メニュー→[チャットとメールアカウントの編集]を選択して[アカウントの編集]ダイアログを開き、Gmailアカウントを選択して[編集]ボタンで編集します。