パナソニックは13日、プラズマ、液晶ハイビジョンテレビ「新・ヒューマンビエラ」Xシリーズ6機種を発表した。発売は2月1日で、価格はすべてオープン。推定市場価格は下記の表の通り。

多くの新機能が搭載されるXシリーズ。液晶モデルは、32V/26V型がディープブラック、ボルドーレッド、マホガニーブラウン、スノーホワイトの4色。20V/17V型がピンクゴールド、プラチナシルバー、チャコールグレーの3色を展開

Xシリーズは、プラズマのPX80シリーズ、液晶のLX80シリーズの後継となるハイビジョンテレビ。プラズマのTH-P42X1は1024×768画素、TH-P37X1は1024×720画素、液晶モデルはいずれも1366×768画素のパネルを採用している。

同シリーズは、同社薄型テレビのなかでベーシックなクラスとなるが、上級グレードのモデルに搭載されている機能や、同社テレビとして初めてとなる機能も積極的に取り入れている製品。まずは、アクトビラ ビデオ・フルへの対応。全機種でビデオ・オン・デマンドサービスが利用可能となっている。また、デジタルビデオカメラで撮影したフルハイビジョンムービーの再生にも対応。ムービーが保存されているSDメモリーカードを、Xシリーズのカードスロットに差し込み、ビデオ一覧から再生したいムービーを選択するだけで再生が可能だ。従来機同様、デジタルカメラで撮影した写真の表示にも対応する。これらは、従来のPZ800シリーズなどの上級グレード製品にのみ採用されていたもの。

さらに、インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)が提供しているEPG「Gガイド」の「注目番組」サービスへの対応、「こまめにオフ」「ECOスタンバイ」などの「ビエラにリンク」を進化させた接続機器の節電、パーソナルファクシミリとの連携などは、Xシリーズで初めて採用される新機能だ。

注目番組機能とは、IPGが1月末より開始するサービスで、現在の8日間分のEPGに加えて、1か月先までの番組情報を画像付きで提供するというもの。掲載される情報は、当初は地上波100番組分。

こまめにオフ機能は、テレビの入力をレコーダーからテレビ放送へ切り換えた際に、レコーダーの電源をオフにするというように、ビエラの視聴状況に合わせて周辺機器の電源をオフにするという機能。HDMIケーブルで接続している同社のレコーダー「ディーガ」シリーズや、同じく同社製のCATVデジタルSTB、ラックシアターなどの周辺機器が対応する。

ECOスタンバイは、接続しているディーガの「クイックスタート」のオン、オフをビエラの状態によってコントロールするという機能。こまめにオフ機能を使用している場合、入力をディーガからほかに切り換えると、ディーガの電源はオフになるが、ディーガはクイックスタートがオンの状態になる。一方、ビエラの電源を落とした場合には、ディーガ側はクイックスタートがオフになり、待機電力が最小の状態になるというものだ。

パーソナルファクシミリとの連携は、同社「おたっくす」(KX-PW608/PW607/電話機VE-GP62DL)で受信したファクシミリの内容を保存したSDメモリーカードを、Xシリーズのカードスロットに差し込むと、その内容をテレビ画面で確認することができる。

なお、Xシリーズに搭載されているデジタルチューナーは1台。ただし、「簡易2画面」機能が採用されており、外部入力と内蔵チューナーによる2画面表示が可能だ。HDMI端子は、3系統/3端子を装備する(20V/17V型は2系統/2端子)。

タイプ 画面サイズ 型番 推定市場価格
プラズマ 42V型 TH-P42X1 21万円前後
37V型 TH-P37X1 18万円前後
液晶 32V型 TH-L32X1 13万円前後
26V型 TH-L26X1 11万円前後
20V型 TH-L20X1 8万5,000円前後
17V型 TH-L17X1 7万5,000円前後