Xcodeでのプロジェクト作成
アプリケーション開発の最初の一歩は、Xcodeを立ち上げることだ。先ほど説明したように、/Developer/Applicationsフォルダの中にある。これを起動しよう。
まず、プロジェクトと呼ばれるものを作成する。プロジェクトは、ソースコードや画像リソースといったファイルを管理したり、ビルドやデバッグの設定を行うためのものだ。[ファイル]→[新規プロジェクト]メニューを選択してほしい。すると、テンプレートの選択画面が表示される。
iPhoneアプリケーション用のテンプレートとして、6種類のものが用意されている。作成するアプリケーションの種類に応じて、適切なものを選択することになる。ここでは「View-Based Application」使おう。「選択…」ボタンを押すと、プロジェクトの名前の設定になる。ここでは「MemoPad」というプロジェクト名にしておく。これでMemoPadプロジェクトが作成されて、プロジェクトウインドウが表示される。
いくつかのファイルが、あらかじめ登録されている。.hと.mという拡張子を持っているものが、ソースコードファイルだ。MemoPadAppDelegateとMemoPadViewControllerという、2つのクラスがあることが分かる。また、.xibの拡張子を持つものは、ユーザインタフェースのレイアウトを行うためのファイルだ。これらは、Interface Builderを使って編集することになる。