ソフトバンクモバイルは30日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「fanfun.2 830T」(東芝製)を発表した。表面パネルが3層構造になっており、カスタマイズが可能な折りたたみタイプの携帯電話。11月下旬発売予定。
同端末は、筐体上下面に着せ替えパネルを搭載した「fanfun 815T」の後継機種。fanfun 815Tでは、”ヨン様ケータイ”をはじめ、”ベルサイユのばら”や”ミッフィー”などとコラボレーションケータイを発売してきた。孫社長によると、(すでに完売した)ヨン様ケータイがどうしても欲しいと泣いて頼まれることもあったほど、同シリーズには熱狂的なユーザーがいるとのこと。その上で、より新しいfanfunケータイを開発したという。
fanfun.2では、表面パネルが3層構造になっており、カスタマイズが可能。本体表面にカラーイルミネーションが配置されており、その上にイルミネーションを浮かび上がらせる効果を持つ「イルミインナーシート」、さまざまな絵柄を選択できる「デザインインナーシート」、さらに透明なアウタージャケットを重ねることでカスタマイズできる。
本体表面のカラーイルミネーションは、50種類の演出が可能となっており、多彩な組み合わせのオリジナル表面パネルを作成できる。端末購入時には、イルミインナーシート3枚、デザインインナーシート10枚、アウタージャケット2枚が付属する。
専用の印刷用シートに家庭用プリンタで印刷することで、オリジナルのデザインインナーシートも作成可能。また、インナーシートのデザインや、それに合わせたメニューアイコンや待ち受け画面などを東芝の公式サイトからダウンロードできる。手軽に「携帯デコ」によるオンリーワンケータイの作成が可能となっている。
このほか、内蔵コンテンツもカスタマイズできる。コーディネート用フォントとして、「ゴシック」に加え、「ひよこ」「たんぽぽ」「マドンナ」の4種類が設定できる。キーライトも「ターコイズ」「アメジスト」「サファイア」「ガーネット」「エメラルド」の5種類から選択可能だ。
ボディカラーはピンク/ブラック/ホワイト/ビビッドピンク/ゴールドの5色。女性をメインターゲットにしており、テンキーにはメールなどが打ちやすいようにクリック感の軽い大きなフラットキーを採用している。
サイズは約50×103×15mm・約111gとコンパクトで軽量。なお、東芝製の夏モデル「824T」では、イヤホン端子と外部接続端子がひとつになったものを採用していたが、”充電しながら音楽を聴く”といったニーズに対応できないため、別々の端子を設けている。
ディスプレイは2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)液晶を採用。microSDHCカードスロット、オートフォーカスに対応した196万画素CMOSカメラ、Bluetooth、GPS、おサイフケータイ、赤外線通信機能、フルブラウザなどに対応。新たに、ワンセグ受信機能や3Gハイスピード(HSDPA)、国際ローミング(GSM)が追加されている。ワンセグは、東芝の液晶テレビ「レグザ(REGZA)」で培った映像技術を採用しており、自然な色を再現できる。このほか、電子辞書機能や簡単メディカルBOOKなども搭載している。
(memn0ck/K-MAX)
型番 | fanfun.2 830T |
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寸法 | 約50×103×15mm(折りたたみ時・突起部除く) |
質量 | 約111g |
連続通話/待受時間(W-CDMA網) | 約250分/約490時間(静止状態・折りたたみ時) |
連続通話/待受時間(GSM網) | 約190分/約320時間(静止状態・折りたたみ時) |
ワンセグ連続視聴時間 | 約3時間 |
メインディスプレイ | 約2.8インチワイドQVGA(240×400ドット) 26万色表示 TFT液晶 |
サブディスプレイ | 0.6インチ(62×14ドット)有機EL |
カメラ | 有効196万画素 / CMOS(オートフォーカス対応) |
外部メモリ | microSDHCカード(最大8GB) |
赤外線/Bluetooth | ○ / ○ |
色 | ピンク / ブラック / ホワイト / ビビットピンク / ゴールド |