外部アプリケーションとの連携が強化された「Bento 2」

ファイルメーカーは15日、パーソナルデータベースソフト「Bento 2」を発表した。動作環境はMac OS X 10.5.4 (Leopard) 以降、希望小売価格はシングルパッケージが4,800円、5ライセンスのファミリーパックは9,800円 (税別)。日本国内向けには、11月上旬の出荷開始が予定されている。

3月の発売から約半年という速さでのメジャーバージョンアップとなるBento 2は、Mac OS Xに標準装備のメールクライアント「Apple Mail」との統合を実現。Apple Mailのメッセージやメモ、RSSフィードをBentoのウインドウへドラッグ&ドロップすることで、Bento上のデータとリンクさせることが可能になった。リンクさせたメッセージは、Quick Lookで閲覧したり、Apple Mailで開き返信を作成したりすることが可能。

表計算ソフトとの連携も強化。MS-ExcelやNumbersで作成したスプレッドシートの直接インポートが可能になり、CSVファイルへの変換が不要になった。反対に、BentoのライブラリをMS-Excel / Numbersへ直接エクスポートすることもできる。MS-Excel / NumbersとBentoの間で、表データを相互にコピー&ペーストする機能も用意された。

地図情報にも対応。住所欄の近くに新設されたボタンをクリックすることで、Webから地図情報を取得できるようになった。印刷機能も改良され、フォーム形式では1ページに複数のレコードを含めた印刷が可能になり、表形式では自動的に列をページ幅に合わせて印刷するオプションが追加された。10種類のテーマが新たに用意され、作成したテンプレートのインポート / エクスポートが可能になるなど、デザイン性も向上している。