Latte Art Machine~世界初のエスプレッソ・マキアート専用プリンタ

SIGGRAPH 2008が開催されているコンベンションセンターのフードコートで、いかにもエンジニアといった風情の男達がコーヒーを並べているブースが。なんと、彼らはNEW TECH DEMOの展示ブースをフードコートに持ってきてしまったのだ。人目を惹くためにコーヒーを無料サービスしているのかと思い、聞いてみると、そうではなく、新しいテクノロジーのデモ中だという。

彼らは世界初のエスプレッソ・プリンタを開発し、このデモを行っていたのだ。

エスプレッソ・マキアート(ショップによっては同一メニューをカフェラテと呼ぶ場合もあるが)のクリームの上にカラメルで渦巻き模様や、図形美的な模様を描くことがあるが、あのマキアート部分をプリンタでドットマトリクス印刷しちゃおうというのが彼らOnlAtte社の技術展示。

基本的には一般的なインクジェットプリンタの構造になっているが、印刷ヘッドとインクカートリッジ部分をカラメルに最適化(!?)しているのが特徴。任意のモノクロ映像をエスプレッソのクリームの上に96dpiの解像度で20秒で印刷できるのだ。

96dpiであれば写真でも絵でも何でもOK

96dpiの解像度で任意の映像をカラメルでエスプレッソに印刷可能なプリンタ

左が新開発のカラメルプリンタヘッド。右は一般的な業務用カラメルのボトル

ドライバはプリンタドライバとして登録されるので、愛用している任意のグラフィックスソフトを用いての印刷が出来るのが便利。デモでは普通のフォトショップを用いていた。

開発には約1年を要した自信作だとのことで、約500ドルにて販売も開始している。コーヒーショップを経営している方、話題作りにいかが?

筆者の名刺を取り込んでもらい……

フォトショップでモノクロ化

実際に印刷完了。ちゃんと飲めます