リンクスインターナショナルは23日、AntecのPCケース「Twelve Hundred」を5月3日から発売すると発表した。価格はオープンで、予想実売価格は27,800円前後。12段のドライブベイを備えるハイエンドユーザー向け製品で、最大9つのHDDベイ、6つのファンコン冷却ファンを搭載する拡張性が特徴だ。

Antec「Twelve Hundred」。拡張性の高さが特徴のハイエンドPCケースだ

12段のドライブベイ(5.25インチ)には光学ドライブやHDDを自由に配置でき、1基につき3つのHDDを搭載できる取り外し可能なHDDゲージを3基装備。吸気口となる各HDDゲージにはファンとエアフィルタを採用し、チリやホコリの進入も抑えている。

冷却ファンはケーストップに200mm×1、リアに120mm×2、フロントに120mm×3で、すべてTriCool ブルーLED仕様となっているほか、ファンコントロールのスイッチやつまみにより3段階の速度調節が可能。さらにオプションでHDDゲージ部とサイドパネルに120mmファンを増設することもできる。また、一般的な外付け水冷ユニットを利用できるよう、水冷ホース用のウォータークーリングホールも備える。

大量の冷却ファンを搭載し、高発熱なハイエンドパーツでも安心して搭載できる

HDDゲージにはエアフィルタを装備。チリやホコリが故障の原因となることもあるのでこれはありがたい

ケースのフロントには電源スイッチやリセットスイッチ、USB、オーディオ、eSATAといったインタフェース類へのアクセス部をまとめて配置し、小物を収納できるトップトレイも設置する。パーツを組み込む際には、マザーボードトレイの穴を通して裏側スペースを利用することで、すっきりとした配線を行うことが可能だ。電源はケースのボトム部に配置し、設置面には振動防止用の大型ゴムも装備。ケース自体の振動を抑制するため大型の足ゴムも採用している。

本体サイズは213(W)×513(D)×582(H)mmで、重量は14.5kg。対応マザーボードはATX/Micro ATXで、対応電源はATX。製品保証にはAntec Quality 3年保証が付属する。本体カラーはブラックのみ。