オンキヨーは25日、AV GATEシリーズのシアタースピーカーラック「CB-SP1380」と専用のサブウーファー「DHT-9HD」を発表した。発売は4月26日を予定。価格はオープンで、市場価格は、CB-SP1380が7万円前後、DHT-9HDが5万円前後と予想される。

各社の大画面テレビと組み合わせて、簡単にシアター環境の構築が可能な「CB-SP1380」「DHT-9HD」

CB-SP1380は、50インチクラスの大画面薄型テレビに対応した、シアタースピーカーラック。大型テレビの場合、視聴時のスタイルを考えるとラックは低いほうが望ましいとのことから、CB-SP1380では、1,380(W)mm×447(H)mm×436(D)mmというロー&ワイドなスタイルを採用している。しかし、ラックを低くすると、搭載されるスピーカーのサイズも制限され、低域などの再生に不満が出やすくなる。そこで、同モデルでは新開発した30×4cmのワイドトラック型ウーファーをフロント3chスピーカーに採用。超薄型な上に、13cmウーファーに相当する低音再生が可能だ。

なお、CB-SP1380はスピーカーが組み込まれたラックであり、テレビなどと接続する場合には、これに加えてサブウーファーのDHT-9HDが必要。DHT-9HDはAVアンプが内蔵されたサブウーファーで、最新の「ドルビーTrueHD」、「DTS-HDマスターオーディオ」 などの各種デコーダーや入出力端子なども搭載している。HDMI端子は、フルスペックハイビジョン(1080p)やディープカラーの映像伝送に対応する1.3aで、入力2系統/出力1系統を装備する。また、CB-SP1380の3chとDHT-9HDの0.1chの計3.1chでサラウンド再生を行うために、「Theater-Dimensional」&「DTSサラウンドセンセーション」といったバーチャルサラウンド機能も搭載される。さらには、小音量でも臨場感のあるサラウンド再生が可能な「Audyssey Dynamic EQ」も装備。リンク機能も充実しており、ビエラリンク、レグザリンク、AQUOSファミリンクに対応する。

搭載されるアンプは、サブウーファー用の60Wに加え、30W×5ch。CB-SP1380のほかにリア用のスピーカー2本を用意すれば、リアル5.1chにシステムアップすることも可能だ。なお、DHT-9HDに採用されているユニットは、16cmのOMFコーン型。同社のスピーカーではおなじみとなっているスリット型のバスレフダクト「エアロ・アコースティックドライブ」も採用されている。