PIE2008(フォト イメージング エキスポ2008)の会場で、カシオはブースのほぼ全体を使って、間もなく発売になる(3月28日)高速連写が可能なデジタルカメラ「EXILIM PRO EX-F1」 の体験デモを開催した。高速連写というこれまでにない機能を持つということもあって、来場者の注目度も非常に高く、平日午前中ながら体験デモ参加希望者が列をなしていた。

PIE 2008でのカシオブース

最初に実施されたデモは、特設ステージにモデルが登場し、ビニールのボールをバットで打ったり、蹴ったりするところを、600万画素、60コマ/秒で連写するというもの。撮影そのものは一瞬で完了する。再生ボタンを押し、十字キー周辺のコントロールボタンを回すと、ビデオのジョグダイヤルのように静止画を次々に表示できる。コマ送りを表示をしていても速度は軽快でまるでビデオ編集中のようなレスポンスだった。

次に秒300コマのハイスピードムービーの撮影デモが行なわれた。水の入った風船を針で刺すとまず風船が縮み、風船のあった場所には水の球体が浮かんでいる姿が撮影され、来場者は肉眼では見ることのできない映像に感嘆の声を挙げていた。

なお、EX-F1の対応メディアは特別に高速なものでなくても利用可能で、製品情報のホームページ上に動作検証したものを公開していくという。

EXILIM PRO EX-F1。会場では実際に触ることができる

EX-F1は右肩に大きなダイヤルがふたつ並ぶが、操作性は悪くない

背面。液晶モニターは2.8型。右上のボタンはムービー用

ハイビジョンムービーが撮影できることもアピール

風船が割れる瞬間を自分で超高速撮影できる

取材で実際に撮影したもの。水がボール状になっている

カシオのデモコーナー。解説に続いてデモンストレーションが行なわれた

カシオブースには平日にもかかわらず、たくさんの人が訪れていた