松下電器産業は10日、世界初となる光センサー技術による「皮下脂肪スキャナー」搭載のフラッグシップモデルを含む「体組成バランス計」3機種を発表した。発売は5月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、最上位機種の「EW-FA70」が2万円前後、「EW-FA50」が1万7,000円前後、「EW-FA30」が1万円前後となっている。

「EW-FA70」

最上位機種である「EW-FA70」は、体重、体脂肪率の測定はもちろん、「皮下脂肪スキャナー」を二の腕、お腹、太ももに当てることにより、皮下脂肪の厚みをミリ単位で測定できる。皮下脂肪の測定はセンサー部分を肌に直接押し付けるだけで、約1秒で完了する。

新製品発表会では、ビーチバレーの浅尾美和選手が同製品を実演。「バランス能力が測定でき、おすすめです」と笑顔で話していた

また、「バランス能力チェッカー」を搭載し、自分の重心位置とふらつき度が点数表示される(「EW-FA70」、「EW-FA50」のみ)。体の重心が偏っていると、筋肉や脂肪のつき方も偏った体型になりやすいという。

さらに「EW-FA70」、「EW-FA50」では、体組成の測定項目がひと目でわかる「からだレーダーチャート」を採用し、体重、BMI、体脂肪率、皮下脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝、筋肉レベルの7つの項目を数値で表示。改善ポイントを確認することができる。また、体組成年齢の表示により、実年齢との比較が可能となっている。

このほか、全モデルで過去との比較が出来る「データ記憶」機能を備えている。

同社では、体組成バランス計により細かくデータを取ることで、タイプに合った身体の改善方法を選択でき、より質の高い"からだ改善"が可能になるとしており、「この製品を新しい家庭の計測機器として提案していきたい」としている。