象印マホービンは21日、真空内釜圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」(NP-RA05)を発表した。発売は3月21日を予定しており、価格は5万2,500円。

3合炊きの高級炊飯器「極め炊き」(NP-RA05)。IH+圧力で、米のうまみを引き出す

このところ各社より、圧力+IHで米のα化を促進し、かまどに近い炊きあがりを実現する高級炊飯器が続々とリリースされている。しかし、それらの製品のほとんどは、5.5合炊き以上のモデルだ。シングルや少人数の家庭でよく使われる3合炊きのモデルでは、マイコン炊飯ジャーや、よくてもIH炊飯ジャーといったところで、高級炊飯器と呼べるようなモデルはほとんど存在しない。

同社では、2000年から2004年まで、圧力機能を搭載した小容量IH炊飯ジャーを販売していたが、当時は、高級炊飯器自体の需要がまだ少なく、さらに低価格モデルが中心となる小容量タイプでは、あまり受け入れられなかったとのことだ。

ところが、高級炊飯器で炊いた米の味の違いが認知されてきたことで、子供が独立した中高年の家庭や、シングルでもより味にこだわる人を中心に、小容量でも圧力+IHのモデルをという声が増えてきたという。それに応えるのが、NP-RA05とのことだ。NP-RA05は、最大1.2気圧での圧力機能とIHによる強力な加熱によって米のうまみを引き出す炊飯ジャー。米の粘りや弾力などを炊き分けることもできる。また、蒸らし時に1.1気圧に加圧することで、余分な水分を飛ばす「うまみ圧力蒸らし」も採用されている。内釜は、魔法瓶と同じ構造で、外に熱を逃がさず、効率的に米に熱を伝える「真空かまど釜」となっている。

炊飯容量(白米) 0.09~0.54L
炊飯時消費電力 700W
サイズ 23(D)×19.5(H)×32(D) cm
質量 4.1kg
電源コード 1.0m