Caminoプロジェクトは5日(米国時間)、Mozilla派生のMac OS X用Webブラウザ「Camino 1.5.4」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3 (Panther)以降、パッケージは英語版と多言語対応版の2種類が用意される。

今回のリリースでは、レンダリングエンジンをFirefox 2の最新版 (v2.0.0.11)と同じGecko 1.8.1.11に更新、脆弱性の解消と安定性向上が図られた。履歴サブメニューの表示を高速化し、表示数の上限を50項目に増やすなど、Camino独自の機能向上も行われている。

Mac OS X 10.5 (Leopard)のサポートも強化。Leopardで推奨されている512×512ピクセルのアイコンを新たに収録したほか、Leopardで起動したときにはステータスバーが丸みを帯びたダークグレイで表示されるようになった。ページ上で最初に表示されたツールチップが正常に描画されない問題も解消されている。

Firefox 2最新版と同じレンダリングエンジンを搭載する「Camino 1.5.4」