X38チップセットにIntel純正マザー

X38 Express搭載マザーボードでは、Intel純正の「DX38BT」が新登場。割とスタンダードな構成のマザーボードだが、ハイエンド向けの「Extreme」シリーズらしく、メモリはDDR3専用となっている。価格は32,000円~33,000円前後。

いよいよ登場のIntel"純正"X38マザーボード

レガシーフリーのI/Oパネル。eSATAが2ポートある

拡張スロット。ATI CrossFireに対応する

良く分からない付属品も用意されている

そのほかX38マザーとしては、MSIの「X38 Platinum」やABITの「IX38 QuadGT」なども発売となっている。これで、ほとんどのメーカーから出揃った感じだ。

PCI Express x16形状のスロットを4つ備えるMSIの「X38 Platinum」

こちらはABITの「IX38 QuadGT」。独自にFSB 1,600MHzに対応した

Phenomはまだか? MSIからも790FXマザー

AMDの未発表チップセット「790FX」を搭載するマザーボード「K9A2 Platinum」がMSIから登場した。790FX搭載のマザーボードは、GIGABYTEの「GA-MA790FX-DQ6」「同DS5」に続いて2社目。さらに次はDFI製が入荷するというウワサもあり、いよいよPhenomへの準備が整いつつある雰囲気だ。価格は24,000円前後と安い。

「K9A2 Platinum」のパッケージ

PCI Express x16スロットを4つ搭載

PCI Express x16スロットを4つ装備するが(3枚以上使用時には帯域は全てx8となる)、GIGABYTEのGA-MA790FX-DQ6とは異なり、配置は1スロットおきになっている。2スロット占有タイプのグラフィックカードでATI CrossFireX構成にするようなときは(そんな需要があるのかどうかはともかく)、こちらの方がいいだろう。

また、オンボードでSAS(Serial Attached SCSI)に対応したことも特徴と言えるだろう。SATA1~4コネクタはサウスブリッジのSB600だが、SATA5~6コネクタはPromise製チップに接続されており、SASハードディスクを接続することが可能。ユーザーによっては魅力的なポイントになりそうだ。

パッケージにはSAS対応の文字

SATAコネクタの赤い2つがSASに対応

Intel製Mini-ITXの第2弾!

そしてMini-ITXの話題。以前、Intel初のMini-ITXマザー「D201GLY」が発売されたが、新製品としてファンレスモデルの「D201GLY2」が登場している。発売したのは今回もパソコンショップ アークで、価格は13,980円(バルク品のみ)。低価格ということもあり、売れ筋商品となっている。

今回もバルク品なので、注意しないとマザーボードとは分かりにくい

ボードレイアウト。Celeronながら、新製品はファンレスとなっている

特徴は前述のように、ファンレスになったことだ。CPUは、D201GLYの「Celeron 215」から「Celeron 220」に変更。動作クロックはCeleron 215が1.33GHzで、Celeron 220についてはIntelのサイトにも仕様がないが、同ショップが確認したところでは1.2GHzだったという(CPU-ZではコアがConroe-Lと表示されたとか)。

ただしファンレスとは言ってもケースファンは必須のようで、同ショップが無風状態でCPU負荷をかけたところ、温度は80℃を突破したそうだ。エアフローさえあればすぐに40℃程度にまで下がったということなので、なるべくならCPU用にファンを取り付けた方がいいだろう。

かなり大きめのヒートシンクが付属している。ケースによっては干渉するかも

SATAポートが追加されたのも嬉しいところ。サウスはSiS964に変更されている