筐体底面の縦横幅が「テニスボール4個分」という鮮烈なキャッチフレーズと、従来製品よりも大幅にコンパクトな筐体サイズで話題をさらった小型デスクトップパソコン「ThinkCentre S50 ultra small」の発売から3年あまり。その間、開発の舞台を日本IBMからレノボに移しながらもさらに研究開発が進められ、B5ノートPCと同等のフットプリントにまで小型化を推し進めた「ThinkCentre A61e Ultra Small」が誕生した。

レノボ「ThinkCentre A61e Ultra Small」

コンパクトな筐体ながら取り回しのよさが特徴

ThinkCentre A61e Ultra Smallは、Mini-ITXマザーボードを採用することにより、幅275×奥行き242×高さ81mmと同社デスクトップ史上最小の本体サイズを実現した超小型デスクトップパソコンだ。同社デスクトップパソコンのラインナップではこれまでの最小モデルだった「ThinkCentre M55 Ultra Small」の幅276×奥行き273×高さ89mmよりも25%のダウンサイジングを敢行し、さらに重量も6.3~6.4kgから3.27~3.72kgと約半分にまで絞り込まれている。

従来はデスクトップパソコンというとユーザーの足下に設置するスタイルが一般的だったが、同社が提案するようにデスクの上に本体を置いてもあまり存在を強く意識することがない。実際にデスク上での設置スタイルを模索してみたところ、縦置きにしてブックエンド替わりに利用したり、横置き状態で大型液晶ディスプレイの液晶パネルと台座の間のスペースに潜り込ませたりと、これまでのスリムタワーデスクトップパソコンではあり得なかった設置方法が可能だ。また、重量も3kg半ばと比較的軽量なため、片手で簡単に移動させられる取り回しの良さも好感度が高い。もうひとつ付け加えるならば、デスク上に設置するメリットとして足下のスペースが広くなるというものがあるが、さらには光学メディアの出し入れやUSBコネクタの脱着時にデスクの下にかがみ込む必要がなく、スムーズに利用できるというのも大きな利点だろう。

本体前面からは光学ドライブと電源スイッチへのアクセスが可能なほか、USB 2.0ポートが2基とヘッドフォン出力端子、マイク入力端子が用意されている

本体背面にはアナログディスプレイ出力端子、ギガビットLAN、USB 2.0ポートが4基、オーディオ入出力端子が配置されている。なお、マウス・キーボード用のPS/2端子は備えていない。そのため、付属するキーボードとスクロールホイール付きマウスはいずれもUSB接続のものだ