電気通信事業者協会(TCA)は5日、9月の携帯電話・PHS契約数を発表した。携帯電話の純増数ではソフトバンクモバイルが19万8,300契約の純増となり、5カ月連続でKDDIおよびNTTドコモを抜いて首位となった。

ソフトバンクモバイルはピークの7月(22万4,800契約)には届かないものの、8月の18万8,900契約から9,400契約伸ばし5カ月連続の純増数1位となった。KDDIは8月並みとなる15万8,000契約の純増で2位、NTTドコモは2万契約以上の純減となった8月から純増に立ち戻り、3万7,500契約の純増となっている。NTTドコモは、これとは別に2in1契約の純増数が1万2,800と発表されている。

また、四半期ごとに契約数を公表するイー・モバイルが、6月末以来2回目の統計登場をしており、7~9月の3カ月で純増数は6万2,100契約、9月末までの累計契約数は12万2,300契約となっている。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 37,500 52,941,700
KDDI(au・ツーカー) 158,000 29,217,100
ソフトバンクモバイル 198,300 17,052,500
イー・モバイル 62,100 122,300
携帯電話総計 455,900 99,333,600

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -300 31,300
KDDI(au・ツーカー) -4,800 14,200
ソフトバンクモバイル -36,700 100

PHSでは、8月に1万契約以上の純減だったウィルコムが300契約の純増を確保した。PHSサービス終了まで残り約3カ月となったNTTドコモは2万100契約の純減だった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 300 4,645,500
NTTドコモ -20,100 310,300
PHS総計 -19,800 4,955,800