シャープは、ドラム型洗濯乾燥機「ES-HG92G」を発表した。発売は10月1日で、価格はオープン。推定市場価格は20万円前後。

さらに性能がアップした免震ドラム搭載の「ES-HG92G」。ブラック/ベージュ/レッドの3色がラインナップされる

ES-HG92Gは、昨年9月に発売した「ES-HG91F」の後継モデル。ES-HG91F同様に、3本のダンパーでドラムを宙に浮かせることで、ボディとドラムとを直結せず、外に伝わる振動や騒音を減少させる、免震ドラム構造を採用している。ES-HG92Gでは、この免震ドラムに加えて、電磁石部分を樹脂で固めたモールド構造のDDモーターの採用、静音循環ポンプの採用により、洗濯時28dB、脱水時37dB、乾燥時36dBという、現時点での業界No.1の静音性能を持つという。

また、免震ドラムの搭載は、衣類に偏りがあっても問題なく洗えるという効果ももたらしている。これにより、従来では不可能だったカーペットのような大物の洗濯も可能だ(3畳サイズまで)。

さらに、新機能として、除菌イオンの搭載により、洗濯せずに、衣類などに付いた臭いをとる「除菌消臭コース」が搭載されている。除菌イオンにスチームと温風を組み合わせたもので、約10分で臭いを90%以上、30分では99%以上除去することが可能だ。

従来モデル同様、乾燥フィルターの自動クリーニング機構も搭載。乾燥の際に発生するごみを集めるフィルターを、洗濯中にブラシで自動クリーニングするというもので、エアコンのフィルター自動クリーニング機構は一般的になりつつあるが、この乾燥フィルターの自動フィルタークリーニング機構と同様に、使用時の効率をアップさせ、結果的に消費電力を削減する効果がある。

また、洗濯時の使用水量も、ES-HG91Fの77から76Lへとわずかながら削減している。洗濯~乾燥での使用水量は110Lで変わらないが、必要な時間は、170分から150分へと短縮された。