Silverlight の構成

Silverlightは、コードネーム WPF/E と呼ばれていたMicrosoftが提供するクロスブラウザ、クロスプラットフォームのプラグインです。Silverlightは性質的にAdobe Flashに競合するもので、多くのメディアで伝えられているようにMicrosoftのFlash対抗製品であると考えられています。基本的にはFlashと同じようにブラウザに組み込まれるプラグインとして動作します。HTMLでは表現が難しい豪華な演出を可能とし、高度なデザインやアニメーション、動画などを表現することができます。

Flashとの大きな違いはファイルフォーマットです。FlashのSWFムービーはバイナリ形式なのでコンパイルが必要になりますが、Silverlightはテキスト形式であるXMLベースのXAMLと呼ばれる言語を使って視覚的な構造を定義し、JavaScriptで振る舞いを記述できます。特別な開発ツールを使わなくても、すぐに体験することができます。また、標準技術を使っているため関連ツールの開発も用意です。本稿では、今後注目されていくであろうSilverlightをインストールから解説してみようと思います。

SilverlightはWindowsだけではなくMac OS Xプラットフォームにも対応しています。公式にサポートされているSilverlightが動作する環境はWindows XP SP2 / Vista、Mac OS Xのいずれかです。OSと対応するブラウザの関係は、次のようになります。

Windows XP SP2 または Windows Vista Internet Explorer 6
Windows Internet Explorer 7
Mozilla Firefox 1.5.0.8
Firefox 2.0
Mac OS X Apple Safari 2.0.4
Firefox 1.5.0.8
Firefox 2.0

Silverlightには、まもなくリリースされる予定のバージョン1.0と、評価版として公開されている1.1が存在します。対応するプラットフォームやブラウザは共通していますが、多くの利用者にとって重要なのはバージョン1.0でしょう。バージョン1.0はXMLとJavaScriptという極めてオープンな技術要素のみで構成されているのに対し、1.1はSilverlight用に構成された.NET Frameworkが搭載され、C#やVB.NETといったプログラミング言語でも開発が可能となる予定です。