ドコモ、世界148の国や地域で利用可能なSIMPURE L2を発表

NTTドコモは28日、携帯電話の新製品「SIMPURE L2」(シンピュア エルツー、LG電子製)を発表した。同端末はデザイナーのグエナエル・ニコラ氏のデザインで、薄さ17.6mmのスクウェアな筐体についたカーブが手にフィットするフォルムの端末だ。同社の国際ローミングサービス「WORLD WING (3G+GSM)」に対応し、世界148の国や地域で利用可能。発売時期は6月～7月を予定している。

同端末のデザイナーは日本を中心に活動するフランス人のグエナエル・ニコラ氏で、任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」や、三洋電機の薄型テレビ「CAPUJO」などのデザインで著名だ。外寸98(H)×48(W)×17.6(D)mmとコンパクトな設計だが、筐体の側面についた微妙なカーブが手にしっかりと存在感をあたえている。また、各キーに配置されたフォントはグラフィカルな仕様になっている。

ドコモと国際ローミング協定を結んだ海外の通信事業者のサービスエリアで音声ローミングに加え、iモードを利用することもできる。iモードメール、iショットメール、iモーションメールの送受信や、iモードサイトの閲覧などが可能な「WORLD WING(3G＋GSM)」に対応し、世界148の国や地域で利用可能だ。また、電話帳に登録している日本国内の電話番号へ簡単に電話をかけることができる「国際ダイヤルアシスト」機能、待受画面に日本の時間と、選択した海外都市の時間を表示する「デュアルクロック」、世界58都市の日時が確認できる「世界時計」、通貨単位の変換ができる「単位変換ツール」を搭載するなど、SIMPURE L1からの機能も継続する。

閉じたまま撮影可能な130万画素のCMOSカメラと、約2.2インチTFT液晶を搭載。あらかじめ登録した定型文で返信できる「シンプルメールリプライ」や、メール本文の入力時に絵文字を並べてつくった絵文字熟語を予測表示する「絵文字熟語変換」などの機能も提供される。