コミュニケーションサービスでは「ラッピングメール」も提供。これはメールにファイルを添付するようにラッピングメールデータと絵文字を登録して送信することで、受信側はメールを開封する前にそのメールの「気持ち」を確認できる、というもの。たとえば楽しい話題のメールであれば笑顔の絵文字を登録すれば、開封しなくても笑顔を見て、受信側が内容を類推できる。
HTMLを使ってメールを装飾できる「デコレーションメール」の機能も拡張。挿入できる画像サイズを合計100KB、数も20点までをサポートした。文中に、デコレーションメール用の絵文字「デコレーション絵文字」も挿入できるようになった。
MNPを再び揺り動かす
auは、昨年秋から始まった携帯電話番号ポータビリティ制(MNP)での「勝者」と見られているが、高橋氏自身は、MNPが始まって以来新サービスや新端末を充実し切れていなかったという認識を示す。
今回の夏モデルでは、新端末、新サービス、そしてブランドとのコラボレーションと充実させることで、高橋氏は「もう1回MNPを揺り動かしたい」と話し、MNP開始から半年が過ぎ、ある程度ユーザーの流出入が落ち着いた状況だが、夏モデル以降、その動きを活性化させたい考えだ。
また、高橋氏は、各社から端末が登場しているスマートフォンについて、現在開発中であることを認め、今後auからもスマートフォンが登場することが明らかにされた。