見て分かる通り、フォントと配色、線と塗りつぶしの効果が一括して変更されるのが[テーマ]の特徴だ。フォントの場合、[フォントのスタイル]で設定される見出しと本文のフォントが一括して変更される。2種類だけなので、たとえば[見出し]と[表題][副題]といったスタイルごとに文字を変えるといったことはできないが、それでも便利。

フォントの設定画面

カラーは文字 / 背景色、強調色、ハイパーリンクの色の3種類12色からなっており、その組み合わせでそれぞれのテーマが構成されている。

カラーの組み合わせ選択画面

効果は、スマートアートなどの図形で使われる線と塗りつぶしの効果の組み合わせ。[テーマ]によって図形がちょっとメタリックになったり、3D風になったりといった感じでデザインが変わる。

効果の設定画面

[テーマ]ボタンからフォント、カラー、効果を一括変更する以外に、それぞれを個別に組み合わせることもできる。たとえばフォントを[アース]、カラーを[エコロジー]、効果を[雪藤]といった具合だ。

さらに、フォントとカラーに関しては自分で好きな組み合わせを作成することも可能だ。特定の[テーマ]をベースにカスタマイズで微調整するといいだろう。最終的に、フォント、カラー、効果の組み合わせを新しいテーマとして保存することもできる。

カラーのカスタマイズ画面

フォントのカスタマイズ画面

このように、文書を作成する際にはまず[テーマ]で大まかなデザインを決め、作成している間に気になった部分は個別に設定し直していくことで、時間をかけずにスマートにデザインを作成できる。