また、今まで文字のサイズをポイント数で指定したり、行間や余白のサイズを数字で指定したりしていたのが、たとえば[フォントを拡大][段落前に間隔を追加]、余白は[狭い][広い]などというように、より感覚的な表現で設定できるようになった。

フォントの拡大

こちらは段落の間隔

もちろん、これまで通り数値での指定もできるが、厳密な体裁ではなく、感覚的にデザインを決めたい場合により分かりやすくなった。

数値での指定を行う場合には、従来通りのダイアログボックスを起動して設定する。ダイアログボックスを起動するためには、各リボンに表示される小さな三角形のボタン([ダイアログ ボックス起動ツール])をクリックすればいい。ショートカットキーが設定されている項目もあるので、その場合はショートカットキーを使ってもいい。

クリックするのはこの小さなボタン。ちょっと小さいのが玉にキズ

これまでどおり、ダイアログを表示して細かい設定も行える

リボンの特徴的な機能に、その時の状況に応じて新たにタブが追加される仕組みがある。たとえば表組みや画像を選択すると、それに関するタブが新たに表示されるので、そこから各種コマンドにアクセスできるようになる。必要のないコマンドは普段は表示せず、必要な時だけ表示することで、見た目にもすっきりし、機能を見つけやすくなっている。

これが通常のリボン。上部に並ぶタブは7つ

表を選択したところ。[表ツール]タブが新たに表示されているのが分かる。選択すると、表に関連するコマンドが集約されて表示される。新たなタブが表示されると色が変わって強調されるので分かりやすい