JRグループは8日、今年の「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」について発表した。2018年も春季・夏季・冬季の発売を予定しており、「青春18きっぷ」の価格は1万1,850円(大人・こども同額)。全国のJRのおもな駅などで販売される。

  • 2018年3月17日以降、佐世保線早岐~佐世保間において「青春18きっぷ」の特例が適用され、特急列車の普通車自由席に乗車可能となる

「青春18きっぷ」はJR線の快速・普通列車の普通車自由席とBRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーに乗降り自由。1枚のきっぷを1人5回まで利用でき、5人で1回などグループ利用も可能(グループ利用は同一行程で利用する場合のみ)とされている。

特例として特急列車の普通車自由席を利用できる区間もあり、石勝線新夕張~新得間、奥羽本線新青森~青森間、宮崎空港線を含む宮崎~宮崎空港間に加え、2018年3月17日から佐世保線早岐~佐世保間も利用できるようになる。新青森~青森間では全車指定席の快速・普通列車の空いている席にも乗車可能。これら4区間で特例が適用されるのは区間内相互発着で利用する場合のみ。区間外にまたがって利用する場合、宮崎~宮崎空港間・早岐~佐世保間は区間外の乗車券・特急券、新夕張~新得間・新青森~青森間は全乗車区間の乗車券・特急券などが必要となる。

JR線と直通運転を行う各鉄道会社の路線は利用不可だが、青い森鉄道八戸~青森間(下車可能駅は八戸駅・野辺地駅・青森駅)・あいの風とやま鉄道高岡~富山間(下車可能駅は高岡駅・富山駅)・IRいしかわ鉄道金沢~津幡間(下車可能駅は金沢駅・津幡駅)は通過利用する場合に限り、特例として快速・普通列車の普通車自由席に乗車できる。

「青春18きっぷ」と組み合わせて利用できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も2,300円(大人・こども同額)で発売。北海道新幹線奥津軽いまべつ~木古内間(空いている席に乗車可能。奥津軽いまべつ駅との乗換駅はJR津軽線津軽二股駅)・道南いさりび鉄道木古内~五稜郭間を連続して利用する場合に限り、片道1回利用できる。

2018年の「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の発売日は春季が2月20日、夏季が7月1日、冬季が12月1日。利用期間は春季が3月1日から4月10日まで、夏季が7月20日から9月10日まで、冬季が12月10日から翌年1月10日までとなる。