情報セキュリティ市場の最新動向と、中小企業を狙うサイバー攻撃の脅威

あらゆる業種・規模の企業がデジタルトランスフォーメーション（DX）の取り組みを推進している状況のなか、サイバーセキュリティ市場も変革の最中にある。昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、従来のオフィス中心の業務スタイルから、在宅勤務やテレワークが共存するハイブリッドワークへの移行を図る企業が急増しているのだ。SaaSアプリケーションをはじめとしたクラウドサービスの活用も加速し、Web会議ツールを使ったコミュニケーションも当たり前のものとなった。こうした業務環境の変化により、従来のセキュリティ対策では安全性を確保できないといった課題が顕在化する。コロナ禍によって短期間で導入されたテレワーク環境には、サイバー攻撃の起点となる脆弱性が存在しているケースも多く、セキュリティリスクの増加を招く事態を引き起こしている。

もはや企業ネットワークと外部との通信を監視する従来型の境界型防御では、自宅や外出先、サテライトオフィスといった業務環境のセキュリティを担保することは難しく、多くの企業でクラウド時代・テレワーク時代に即したセキュリティ製品の導入が進められている状況だ。実際、2021年のSaaSアプリケーションに関する情報セキュリティ市場の成長は著しく、クラウド（SaaS）の活用をはじめとした業務スタイルの変革が、セキュリティ市場に大きな影響を与えていることが確認できる。テレワークの推進やクラウド化といったビジネスのトレンドは今後も継続していくと考えられており、そのなかでサイバーセキュリティ対策の重要性も高まっていくことが予想されている。

コストも人手もかけられない中小企業においても、セキュリティ対策の見直しが急務に

DXの推進やテレワークの導入といった取り組みは、大企業や中堅企業に限ったものではなく、中小企業においても同様だ。このため中小企業にとっても、セキュリティ対策の見直しは喫緊の課題となっている。前述したとおり、場所を問わない業務スタイルが普及したことで、多種多様なセキュリティ製品が市場にリリースされるようになった。このなかから自社の環境にマッチしたセキュリティ製品を選定するのは非常に困難なミッションといえる。多様化・複雑化を続けるサイバー攻撃に対処するためには、複数のセキュリティ製品を組み合わせる必要があり、コストの増加や運用負荷の増大といった問題が表面化する可能性も高い。

大企業・中堅企業の多くはセキュリティの専門組織を立ち上げており、セキュリティ対策への投資にも抵抗が少ない傾向が見られるが、中小企業の場合はコストも人手もかけられないケースが少なくないのが現状。人事や総務部門のメンバーでセキュリティチームを構成するということもめずらしくない。専門知識やスキルを持った人材を確保するのも難しく、「何から始めればよいのかわからない」「どのセキュリティ対策製品を選べばよいのかわからない」と検討段階で停滞し、導入が進んでいない企業も多いはずだ。

とはいえ、中小企業においてもテレワークの導入が進んでいることは事実であり、「専門スキルを持った担当者がいない」「コストをかけられない」からといって、セキュリティ対策をおざなりにしていると甚大な損害が発生する事態を招きかねない。近年はランサムウェアをはじめ、企業を狙い撃ちした金銭目的のサイバー攻撃が急増しており、そのターゲットは大企業から中小企業にまで拡大している。さらに昨今では中小企業のマルウェア感染がサプライチェーン全体に拡大し、クライアント企業を巻き込み業務が止まってしまう事例も出てきている。自社のみならず関連企業すべてが被害を受けることを考えれば早急な対策は不可欠といえる。

オールインワンのクラウド型エンドポイントセキュリティ製品が中小企業の課題を解決

こうした状況のなか、求められているのは、ハイブリッドワークのセキュリティを担保できる機能を網羅し、さらにコストを抑えながら運用負荷もかからないセキュリティソリューションとなる。そこで注目したいのが、ネットワークの境界を守るのではなく、実際に業務を行うユーザーとデバイスを対象にセキュリティ対策を行うエンドポイントセキュリティ製品。なかでも、セキュリティ人材が不足し、複数のソフトウェアを導入するコストもかけられない中小企業にとっては、多様なセキュリティ対策機能を網羅したオールインワンタイプのクラウド型ソリューションが有効な選択肢となる。

そして、こうした要件を兼ね備えているのが、株式会社サテライトオフィスが提供する法人向けのエンドポイントセキュリティサービス「サテライトオフィス・パソコンウイルス対策ソフト for EXO セキュリティ」だ。セキュリティ対策に課題を抱える中小企業が容易に運用できるエンドポイントセキュリティ製品というコンセプトで開発されたソリューションで、マルウェア対策・ランサムウェア対策をはじめ、情報漏えい対策、個人情報保護、デバイス制御、IT資産管理といった機能を網羅。複数のセキュリティ製品を導入することなく、オフィスからテレワーク環境まで、全方位のセキュリティ対策を実現できる。

• 中小企業に特化したオールインワンタイプのクラウド型ソリューション「サテライトオフィス・パソコンウイルス対策ソフト for EXO セキュリティ」一つですべての対策ができる

クラウド型のソリューションのため、Webブラウザから管理画面にアクセスして、業務に使われているすべてのデバイスのセキュリティ状況を確認することが可能。運用・管理の手間が大幅に軽減できるため、セキュリティ製品の運用に人手をかけられないという中小企業の課題も解決できる。さらにコスト面でも、50ライセンスまで使い放題の月額プランとして提供されるなど、コストをかけられない企業でも導入できるように配慮されている。

ここまで、サイバーセキュリティ市場の最新動向と、エンドポイントセキュリティの重要性について見てきたが、次回は「サテライトオフィス・パソコンウイルス対策ソフト for EXO セキュリティ」の特徴と機能、導入メリットについて確認していく。ハイブリッドワークに即したセキュリティ対策を実装したいと考えている中小企業の担当者は、ぜひチェックしていただきたい。

[PR]提供：サテライトオフィス