AIツールの導入によって、開発スピードは劇的に向上しています。しかし、そのコードの中身を誰も把握していないとしたら……? AIが生み出す大量のコードが、将来的に誰もメンテナンスできない「巨大なブラックボックス」になってしまうかも──。そんな切実な不安に対し、ファインディのあーやさんが、解決への道筋を明るく照らします。
〈お悩み相談メンター〉
■あーやさん(ファインディ株式会社 中村綾香氏)
Findy Team+事業部の副事業部長。
ITアウトソーシング、SaaSスタートアップのカスタマーサクセスを経て現職。ビジネスと開発の“橋渡し”をしながら、データに基づいた開発組織支援を提供するプロフェッショナル。エンジニアの“ギブの精神”が大好き。
〈今回の相談者〉
■ヒンシツさん
エンジニアチームをまとめるエンジニアマネージャー(EM)。
DX推進部門でチームを率いていて、責任感が強い。
「ブラックボックス」なコードの山が怖い!
![]() |
あーやさん:ヒンシツさん、こんにちは! ……おや、少し顔色が優れないようですが、現場で何かありましたか? |
![]() |
ヒンシツさん:はい。実は、SNSで「AIのコードが既存のシステムを壊してしまった」という話題を見て、なんだか怖くなってしまって……。 |
![]() |
あーやさん:そういえば、ちょっと前に話題になっていましたね。 |
![]() |
ヒンシツさん:うちのチームもAI導入で開発スピードは飛躍的に上がりました。でも、その分、ブラックボックス化したコードが大量に生産されている気がしてならないんです。はたして、レビューする人間側が漏れなく見抜けているかどうか……。 |
![]() |
あーやさん:AIが生成したコードの品質がきちんと担保できているかどうか、心配されているのですね。 |
![]() |
ヒンシツさん:そうなんです。いまは問題なく見えても、のちのち誰も理解できない「技術的負債」の山ができるんじゃないか。そう思うと、EMとしての責任に胃が痛くなってしまって……。 |
![]() |
あーやさん:ヒンシツさん、その危機感は間違ってないです。「コンテキストの理解不足」「非効率・冗長的な実装」「メンテナンス性の低下」などの問題をどう防ぐべきなのか。一緒に深掘りしていきましょう! |
品質のカギを握るのは、プロンプト以前にあり
![]() |
あーやさん:AIはとても便利な反面、まだ発展途上段階です。ハルシネーションもするし、考慮漏れもします。言うなれば「頼りない新人」でもあるんです。だからこそ、AIが迷わないように人間がきちんと方向性を示す必要があります。 |
![]() |
ヒンシツさん:そう言われると……新人に教えるときほど丁寧な指示を出していないかもしれません。 |
![]() |
あーやさん:仕様が曖昧なまま、AIに書かせること。それはブラックボックス化の入り口です。「うちの会社はこういう命名規則で書く」「この機能の要件はこれ」というドキュメントが手元になければ、AIも困っちゃいますよね。 |
![]() |
ヒンシツさん:言われてみれば、フワッとした仕様のプロンプトでAIにコードを書かせているメンバーもいたような……。 |
![]() |
あーやさん:今、開発のトレンドは「シフトレフト」に向かっています。本来はテストや品質確保を早期に行う考え方ですが、AIがコーディングという下流工程を担うようになった分、人間はもっと上流、つまり「要件定義」や「ドキュメント整備」に注力すべきだという見方も広がってきています。きっちり整備されたドキュメントや規約を読み込ませれば、AIであっても、一貫性が出てきますからね。 |
![]() |
ヒンシツさん:ふむふむ。AIを過信せず、彼らが迷わないよう「道」を整備してあげる。それが、技術的負債を作らないための第一歩なんですね。 |
AIが生成したコードの“品質悪化”を知らせる指標とは?
![]() |
ヒンシツさん:理屈は分かりました。でも、「ドキュメントを整備しろ」と号令をかけた結果、実際にコード品質が良くなっているのか、それとも悪化しているのか、どうやって判断すればいいんでしょう? |
![]() |
あーやさん:そこは気になるところですよね。そこで見ていただきたいのが、開発生産性を可視化・向上させる「Findy Team+」のコーディングタスク分析です。この画面で、コード品質を数字で掴むことができるようになるんですよ。 |
![]() |
ヒンシツさん:これは……変更したコードの内訳ですか? |
![]() |
あーやさん:そうです! 一番注目してほしいのが「手戻り」です。これは、マージされてから21日以内に、再び修正・変更されたコードの割合を示しています。 |
![]() |
ヒンシツさん:つまり、「一度作ったけど、ダメだったから直した」割合ですね。 |
![]() |
あーやさん:そうです。もし、AI導入後にこの「手戻り率」がグッと上がっているなら、それは「AIに作らせたコードが、現場の要件を満たせていない」可能性があります。プロンプトが悪いのか、ドキュメントが整備されていないのか、そもそも目的に合った使い方になっていないのか――。いずれにせよ、「AIでコードは速く作れたけど、結局あとで人間が直している」という非効率が発生していることになります。 |
![]() |
ヒンシツさん:ちょっと見るのが怖いデータですね。でも、これが分かればAI活用の現状が把握できて、「シフトレフト」を進めるための環境の構築やスキル向上に、チームがもっと本気になってくれる気がします。 |
CI/CDを担保する、Findy Team+の新機能
![]() |
ヒンシツさん:とはいえ、人間もAIもミスはしますよね。万が一、バグを含んだコードがマージされそうになったらどうするか……。やっぱり心配は尽きないなぁ。 |
![]() |
あーやさん:そこで必要になるのが、自動テストの仕組みです。ヒンシツさん、“ガードレール”はご存じですよね。 |
![]() |
ヒンシツさん:あの道路の脇にある白いアレ、ですか? |
![]() |
あーやさん:そうです! ガードレールは、崖下に落ちないように車を守ってくれますよね。ソフトウェア開発においても、AIが生成したコードがシステムを壊さないよう、マージされる前にテストを自動実行して、もしダメなら止めてくれる仕組みが必要です。そこで「CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)による自動テストの仕組み」がガードレールになってくれるんです。 |
![]() |
ヒンシツさん:なるほど。AIが高速で大量にコードを生成しても、CI/CDで品質を保証するという仕組みを作るわけですか。 |
![]() |
あーやさん:その通りです。開発データを意思決定に活かす、経営と現場をつなぐAI戦略支援SaaS Findy Team+では、2025年12月から、「CI/CD連携機能」をリリースして、「CIの実行時間がどれくらいか」や「CI成功率」など、開発パイプライン全体のパフォーマンスを可視化・改善につなげられるようになりました。
|
![]() |
ヒンシツさん:最新機能なんですね! 具体的には何が見れるんですか? |
![]() |
あーやさん:まず今回のテーマで言うと、開発パイプライン全体のパフォーマンスを上げることで、コード品質を維持(保証)しながら、AIの活用によるアウトプットの増大やリードタイムの短縮を図れます。また、テストカバレッジを高めることで不具合の早期検知が可能になり、万が一問題が発生しても迅速に復旧できる仕組みも整えています。こうしたガードレールがあることで、AIと人間の協働による開発スピードを最大化しつつ、品質をしっかり担保できるのです。 |
![]() |
ヒンシツさん:それは安心に繋がりますね! |
「AIのための環境整備」が人間を救う? 新時代のチームワークとは
![]() |
ヒンシツさん:なんだか霧が晴れた気分です。技術的負債を恐れて、AIの活用にブレーキを踏むことばかり考えていましたが、ガードレールなどを整備していけば、もっと前進できますね。 |
![]() |
あーやさん:その意気です! 最後に一つ、ヒンシツさんに提案があります。 これからはAIを「チームの一員」として考えてみませんか? |
![]() |
ヒンシツさん:えっ、チームの一員、ですか? |
![]() |
あーやさん:はい! 冒頭でもお話ししましたが、たとえば「新人のDevin君、1号・2号・3号」が配属されたと思ってください。新人に仕事を任せるとき、ドキュメントも渡さずに丸投げなんてしませんよね? |
![]() |
ヒンシツさん:そうですね。そんなことしたら、新人は潰れちゃいます(苦笑)。オンボーディングでは、過去の経緯を伝えることも大事です。 |
![]() |
あーやさん:それはAIも同じなんです。人間側が設計意図を明確にしたドキュメントを整備したり、可読性や一貫性の高い状態を保つ(リファクタリングしておく)といった、AI生成コードの精度を上げるために「AIが働きやすい環境」を作ることは、めぐりめぐって「人間にとっても働きやすい環境」を作ることにもなるんです。 |
![]() |
ヒンシツさん:なるほどなぁ。マネージャーとしての視野を広げて「AIと協働していくチーム」を作ることが、これからの私のミッションになりそうですね。 |
![]() |
あーやさん:はい! ぜひ、Findy Team+でAIの仕事ぶりを見守りつつ、ガードレールでチーム全体を守ってあげてください。そうすれば、品質への不安は、きっと自信に変わるはずです! |
[PR]提供:ファインディ









