コロナ禍をきっかけに一気に身近な働き方となったテレワーク。感染状況が落ち着くにつれて従来の出社を基本とした勤務スタイルに戻す企業も増えているが、逆にオフィスを完全に撤退してフルリモート体制に移行する企業も出てきている。今後も業種によってはオフィスの必要性を見直す企業が増加し、働き方の多様化が進んでいくと考えられる。

こうした流動的な社会情勢の影響を受けやすいのが、事務やIT系、クリエイティブ系などの内勤のビジネスパーソンだろう。PCを使った業務がメインで比較的場所にとらわれず仕事でき、営業や製造、接客などの仕事に比べてテレワークに向いているのがその理由だ。

もっともPC中心の業務ということは、PC環境次第でその生産性が大きく変化するということでもある。そこで今回は、テレワーク時代の内勤ビジネスパーソンに適したPCの条件や具体的なおすすめ製品を紹介していこう。

業務効率に大きく影響するPC環境

一口に内勤と言っても、その仕事内容はさまざま。必要とされるPCの性能も大きく異なる。たとえばWordやExcelなどのOfficeアプリを使って文書を作成したりデータを入力したりする仕事なら、現在販売されているPCであればほとんどの製品が十分な性能を持っている。

Office 2021のシステム要件を見ると、CPUが1.1GHz / 2コア以上、メモリが4GB以上、ストレージが4GBの空きディスク容量となっており、CeleronやAthlonなどを搭載したエントリー向けモデルでも問題なく動作することがわかる。ある程度快適に作業したいならシステム要件より少し上の性能を見ておけばいい。CPUならCore i3やRyzen 3以上、メモリは8GB以上がひとつの目安になるだろう。

一方、IT系職種やクリエイティブ系職種の場合は、もう少し高性能なPCが必要になる。Visual Studioのような統合開発環境は1.8GHz / 4コア以上のCPUに8GB以上のメモリを推奨しているし、クリエイターやデザイナーに欠かせないツールであるPhotoshopも2GHz以上のCPUに16GB以上のメモリ、DirectX12をサポートするGPUを推奨している。またアプリによってはメモリが不足したときにストレージの一部を仮想メモリとして使用するため、NVMe対応SSDのような高速なストレージを搭載していることが望ましい。できればCore i5やRyzen 5以上のCPUを採用し、GPUにIris PlusやIris Xeなどの高性能なCPU内蔵GPUを搭載したミドルモデル以上のPCを検討したいところだ。

動画や3Dデータを扱うような仕事の場合は、さらに上の性能が必要になる。たとえばCPUはCore i7やRyzen 7以上、GPUはCPU内蔵タイプではなくNVIDIA GeForceシリーズやNVIDIA Tシリーズのような高性能なものがおすすめ。また大容量データを扱うことも多いので、本体に2台目のストレージ(セカンダリストレージ)を搭載できる製品を選んだ方がいいだろう。

一時的なテレワークならシステム要件ギリギリのPCでもなんとかなるかもしれないが、テレワークが長期間に及びそうな場合や在宅でも業務効率を落としたくない場合は、ある程度余裕のある性能のPCを選んだ方があとあと後悔しない。まとめると次のようになる。

内勤のビジネスパーソンに適したPCの性能の目安
業務内容 CPU GPU メモリ ストレージ
データ入力や文章編集などの軽めの作業 Pentium / Celeron、Athlon CPU内蔵GPU 4GB~ HDDまたはSSD
Officeアプリを使った文書作成など Core i3、Ryzen 3 CPU内蔵GPU 8GB~ HDDまたはSSD
アプリ開発やWebデザイン、画像処理など Core i5、Ryzen 5 CPU内蔵GPU(Iris Plus / Xeなど) 16GB~ NVMe対応SSD
動画編集や3Dデータを扱う専門的な業務 Core i7、Ryzen 7 外部GPU(NVIDIA GeForceシリーズなど) 16GB~ NVMe対応SSD+HDD

内勤の幅広い業務に対応できるマウスコンピューターのPC

それでは、内勤のビジネスパーソンが快適に使用できるようなPCは具体的にどのような製品があるのだろうか。ここでは、品質・サポートの高さで評価されるマウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro」から、いくつかおすすめの製品を紹介していこう。

画像処理などのクリエイティブ系業務におすすめ「MousePro-NB420HL」

「MousePro NB4」シリーズは、14.0型フルHD液晶ディスプレイを採用した大画面モバイルノートPC。厚み約16.9mm、質量1kg台前半という薄型軽量ボディに第11世代インテルCore i5またはCore i7プロセッサーを搭載しており、在宅勤務でも出社勤務でも使いやすいのが特徴。ラインナップのうち「MousePro-NB420HL」は、CPUにCore i5-1135G7を採用したモデル。メモリは16GB(8GB×2のデュアルチャネル構成)で、高性能なCPU内蔵GPUのインテルIris Xeグラフィックスを搭載している。インタフェースは、USB Type-A(USB 3.1)、USB Type-C(Thunderbolt 4)、HDMI、カードリーダー、ヘッドホン出力 / ヘッドセット端子、セキュリティスロットなどを装備。このほか、Windows Hello顔認証カメラや、最大約20時間の長時間駆動が可能なバッテリーなどを搭載している。

MousePro-NB420HL(148,280円~/税込)

  • MousePro-NB420HL

【基本スペック】CPU:インテルCore i5-1135G7プロセッサー、グラフィックス:インテルIris Xeグラフィックス、メモリ:16GB、SSD:256GB(NVMe対応)、サイズ:W322×D216.8×16.9mm(折り畳み時/ 突起部含まず)

⇒MousePro-NB420HLの詳細はコチラ

動画や3Dデータを扱う業務におすすめ「MousePro-S230XG6L」

「MousePro S」シリーズは、省スペースと高性能を両立したスリムタワー型PC。Core i3からCore i7搭載モデルまで幅広いラインナップが用意されており、軽めの業務から負荷の高いクリエイティブ系業務まで対応することができる。そのうち「MousePro-S230XG6L」はCPUにインテルCore i7-11700プロセッサーを、グラッフィックスにNVIDIA GeForce GTX1650を搭載しており、3DCGや動画編集、プログラムなどプロフェッショナルな業務に向いた高性能モデル。メモリは標準で8GBだがカスタマイズで32GBまで増設することができる。ストレージも標準のSATA SSDをNVMe SSDに変更したり、セカンダリストレージとして最大8TBのHDDを搭載することもできる。拡張性が高いにもかかわらず本体幅が99mmと省スペースなのも魅力的なポイントだ。

MousePro-S230XG6L(146,080円~/税込)

  • MousePro-S230XG6L

【基本スペック】CPU:インテルCore i7-11700プロセッサー、グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1650、メモリ:8GB、SSD:256GB(SATA)、サイズ:W99×D328×290mm(折り畳み時/ 突起部含まず)

⇒MousePro-S230XG6Lの詳細はコチラ


いずれも直販サイトではメモリやストレージなどをきめ細かくカスタマイズすることができる。また、1年間無償ピックアップ保証や24時間×365日電話対応など、手厚いサポートが受けられるのも魅力的。ビジネスPCの購入を検討しているユーザーは、一度チェックしてみてはいかがだろうか。

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