エイジアは5月18日、LINE連携のメッセージ配信サービス「WEBCAS taLk」をルミネに提供したと発表した。JR東日本グループのルミネでは、2014年2月にLINE公式アカウントを開設し、現在の「友だち」登録数は約830万件にのぼるという。

WEBCAS taLkは、LINEの法人向けメッセージ配信サービス「LINE ビジネスコネクト」を活用して、ユーザー企業が保有する会員データベースの登録情報を基に、各会員ごとに最適な情報をLINEで配信できるツールとなる。

連携操作画面(一部)

送信メッセージに名前やポイントなどを差し込めるほか、スタンプを使うこともできる。送信後は、URLのクリックカウントや、コンバージョンなどの効果測定も可能となる。

ルミネは導入決定から2カ月後の2016年1月より運用を開始。連携会員を獲得するために「アイルミネ会員特典のLINE ギフトコードプレゼントキャンペーン」を実施し、当初目標を上回る連携会員の獲得に至ったという。

同社は連携会員を「ルミネの実店舗もネット通販も相互に利用する優良会員」と位置付けており、EC限定の優待セール情報やクーポン情報をWEBCAS taLkを活用することで配信している。クリック率が平均10%を超えたほか、コンバージョンレートも向上したという。

不定期配信のクーポン情報

今後ルミネでは、「メールアカウント」と「LINEアカウント」など、ユーザーの利用状況に応じたメッセージチャネルの最適化を図り、ECサイト上の行動履歴・購買履歴に基づいた個人の属性情報を基に、LINEのメッセージ配信に向けた機能を構築するとしている。