自分とチャットする新機能
Microsoft Teamsに2022年夏から実装された新機能に、自分とのチャットがあります。
自分で自分とチャットというと不思議に思えますが、言い換えれば自分しかアクセスできない自分専用の掲示板です。 ちょっとしたメモ代わりに、あるいは後で確認したい情報や文書の保存に、メッセージやファイル投稿して備忘録として活用できます。
すでにOneNoteを積極的に活用しているユーザーにはいまさら感があるかもしれませんが、OneNoteとTeamsを使い分けるのは面倒というユーザー、あるいはOneNoteまでの高度なメモ機能は必要ないというユーザーにはとても重宝します。
また、スマートフォンでTeamsを使っているとき、外出先でメモや撮影した写真を自分のチャットに投稿し、帰社してからPCで確認するといった使い方も便利です。
※原則として自分とのチャットは本人しかアクセスできませんが、Microsoft 365のテナント管理者はアクセス可能です。
自分とのチャット
自分とのチャットを活用するには、Teamsにサインインしてください。 「ユーザー表示名(あなた)」が、自分とのチャットになります。
(1)「チャット」をクリック。
(2)「ユーザー表示名(あなた)」をクリック。
(3)自分へのチャットを投稿。
チャットの使い方自体は、通常のチャットと変わりません。ただ、自分1人しかメンバーがいないチャットであるというだけです。
(4)添付ファイル付きのメッセージも投稿できる。
添付ファイルは「ファイル」タブで編集したりダウンロードしたりできます。
(5)「その他」タブをクリック。
(6)「ファイル」メニューをクリック。
(7)ファイルタブが表示された。
(8)投稿したファイルが保存されている。
なお、当連載で何度も触れているように、Teamsで投稿したコンテンツはOneDrive for Businessでもアクセスできます。
自分とのチャットに投稿したファイルは、OneDrive for Businessの「自分のファイル」フォルダーの「Microsoft Teamsチャットファイル」に保存されています。
(9)OneDrive for Businessの「Microsoft Teamsチャットファイル」フォルダー。
(10)投稿したファイルが保存されている。
スマートフォンのTeamsから投稿
AndroidスマートフォンのTeamsから投稿した例を見てみましょう。Teamsアプリを開いてサインインしてください。
(1)「チャット」をタップする。
(2)「ユーザー名(あなた)」をタップする。
Teamsを起動するページが表示されます。
(3)メッセージを入力して投稿。
帰社してからPCでTeamsを開くと、外出先でスマートフォンから投稿したメッセージを確認できます。
(4)スマートフォン版Teamsで投稿した内容。
活動履歴の確認
自分がいつ何をやったか、自分とのチャットでTeamsにおける自分の活動履歴を確認できるのも意外と便利です。
(1)「活動」タブをクリック。
(2)自分の活動履歴。
「活動」タブが表示されていないときは、「その他」をクリックしてください。