また、すごいテクノロジーを見つけた。Diver-Xという企業の「HalfDive」だ。

HalfDiveとは、完全没入型VR。少し乱暴な言い方だが、動くことなく、起き上がることもなく寝ながら使うことを前提に開発されたVRシステムだ。とにかく未来感がすごい。では、このHalfDiveとはどのようなものなのか、今回は、そんな話題について紹介したいと思う。

HalfDiveを開発するDiver-Xとは?

完全没入型VRとして開発されているHalfDiveは、寝ながらVRを使うことを前提に開発されている。

Diver-Xのホームページのミッションには、次のようなことが書かれている(英語と日本語が選択でき、英語で記載されているものを和訳した)。

「最も低いエネルギー状態で人間の活動を可能にすることにより、人間の出力/経験を最大化すること」。

かなりかっこいい表現だ。では、この人間の活動で最も低いエネルギーの状態とは、どのような状態だろうか。

そう、寝た状態を意味するのだ。HalfDiveは、下の画像のように寝転びながら使用する。Twitterでは、プロトタイプ3号機であるが、寝転んだ状態での画像が紹介されている。

頭部の回転の可動域や回転のしやすさも大幅に改善されていて、寝返りも打つことが可能という。また、国際的な頭部測定データに基づいて設計されており、すべての人間の頭のサイズの99%をカバーしているという配慮もすごい。

  • HalfDive

    HalfDiveのプロトタイプ3号機(出典:Diver-X)

HalfDiveの仕組み

もう少し、HalfDiveにクローズアップしたい。下の画像をご覧いただきたい。HalfDiveには、5つのテクノロジーが詰まっている。

まずは、Optics。下の画像に左上部の2つのレンズが見えるだろうか。

  • HalfDive

    Diver-XのHalfDive(出典:Diver-X)

このレンズでVRの画像を見るのだが、このレンズは、最大約134度の超高視野角と鮮明な映像を両立できる光学系を実現しているという。

光学系においては、サイズや重量という制約、課題を解決しながら、10枚の非球面レンズを搭載することで、歪みやフレア・映像の劣化といった既存のフレネルレンズを用いた光学系の問題を解消している。

そして、Audio。頭全体を覆うことのできる球状の筐体内部に配置された合計4つのスピーカーを使っているという。この4つのスピーカーは、興味深い配置をしている。それによって良質かつ快適な没入サウンドを提供することができるという。

さらに、Wind Feedback。頭部に搭載された2基のファンで風を発生させることができ、リアルで没入感の高い体験を提供する。

4つ目は、Vibration Feedback。VR空間内で物に触れた感覚や、剣で切った感覚、摩擦感などを表現し、ワンランク上の没入体験を提供。エキサイターを用いた振動フィードバックにより、モンスターの足音や銃声、環境音をよりリアルに装着者に伝え、没入感を向上させる。

そして最後が、Force Feedback。ワイヤーを使うことで、VR空間内で物に触れた感覚や、剣で切った感覚、摩擦感などを表現するという。

いかがだっただろうか。最近感じるのは、メタバースなどの世界を”言葉”で表現することが難しいということ。そのため、ぜひ動画を一度ご覧いただきたい。

Diver-XのHalfDiveのPV

すごい未来感やテクノロジーの高さを感じ取っていただけるはずだ。 Diver-XのHalfDive は、2022年1月30日までkickstaterでクラウドファンディングを実施しているという。もし興味を持たれた読者がいれば、ぜひDiver-Xを応援してみてはいかがだろうか?