前回の連載では、簡易的な手法を使って「生年月日」から「年齢」を自動計算する方法を紹介した。ただし、この手法は閏年(うるうどし)を無視しているため、4年に1日ずつ誤差が発生してしまう。そこで、今回は「生年月日」から「正確な年齢」を自動計算する方法を紹介していこう。
年齢を正確に計算するには?
皆さんは「生年月日」から「年齢」を求めるとき、どのように計算するだろうか? おそらく、以下のように考える方が多いと思われる。
【年齢の計算方法】
(1)「今年の西暦」から「生まれた年の西暦」を引き算する
(2)すでに「今年の誕生日」を迎えている場合は、(1)の結果がそのまま「年齢」になる
(3)まだ「今年の誕生日」を迎えていない場合は、(1)の結果をマイナス1した値が「年齢」になる
上記の処理をパワークエリで実現すれば、正確な年齢を求められる。ということで、その手順を具体的に紹介していこう。
状況を把握しやすいように、今回は「氏名」と「生年月日」だけを記録した以下のデータ表を使って処理手順を解説していこう。