すでに作成されているデータ表を「行と列を入れ替えた表」に変換したいケースもあるだろう。このような場合にもパワークエリが活用できる。今回は、行と列の関係を逆にしてくれる「入れ替え」の使い方を紹介していこう。前回の連載で紹介した「フィル」にも応用できるので、その仕組みをよく学んでおくとよい。
行と列の関係を逆にする「入れ替え」
今回は、データ表の「行」と「列」の関係を逆にする「入れ替え」コマンドの使い方を紹介していこう。通常のExcelには用意されていない、パワークエリならではの機能といえるので、この機会に使い方を覚えておくとよい。
以下の図は、ある企業における「地域別の出荷量」を集計したものだ。この表の縦/横を入れ替えて、「地域」を左右に、「年」を上下に並べたい場合、どうすればよいだろうか? いちいちデータを入力しなおすのは面倒な作業になるし、入力ミスを犯してしまう危険性もある。