キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は8月18日、「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」への対応を支援する「セキュリティ対策診断サービス セキュリティ対策評価制度対応版」で「実行計画策定」を同日に、「実装支援」を2026年10月に提供開始すると発表した。
SCS評価制度への対応を支援するサービス拡充の背景
近年、生成AIを活用した巧妙なサイバー攻撃やサプライチェーンを狙った攻撃が増加しており、一企業のセキュリティ対策の不備が取引先や顧客を含むサプライチェーン全体へ影響を及ぼすリスクが高まっている。このため、企業には従来以上に実効性のあるセキュリティ対策が求められており、経済産業省と内閣官房国家サイバー統括室は、2026年度末をめどにSCS評価制度の運用開始を予定している。
同制度では、企業のセキュリティ対策状況を共通の評価基準に基づいて可視化し、サプライチェーン全体のセキュリティ向上を目指している。制度開始にあたり、企業では対策状況の可視化や制度対応に関するノウハウの不足、対策の優先順位付け、実行推進体制の整備といった課題を抱えている。
同社では、これらの課題解決を目的として、セキュリティ対策診断サービス セキュリティ対策評価制度対応版のサービス提供をスタート。今回、先行して4月から開始した診断サービスに加え、実行計画策定~実装支援までサービス体系を拡充し、制度への対応を支援する。
セキュリティ対策診断サービス セキュリティ対策評価制度対応版の概要
同サービスは、キヤノンITSのセキュリティ専門組織が保有する知見とノウハウを活用し、セキュリティ対策状況を評価・可視化するサービスとなり、現状把握から評価取得に向けた準備、対策実行までを段階的に支援するという。
すでに提供開始している「診断」では、SCS評価制度の★3(Basic)と★4(Standard)の要求事項・評価基準にもとづき対策状況を評価し、不足している対策や改善ポイントを可視化。評価報告書を通じて、優先的に取り組むべき課題を明確にするとのこと。
8月18日から提供を開始した実行計画策定では、診断結果をもとに評価取得に向けたロードマップを策定。評価項目ごとの対応方針や優先順位を整理するとともに、サンプルポリシーや対応ソリューションマップを提供し、具体的な取り組み計画の策定を支援する。
10月に提供開始を予定している実装支援は、ロードマップにもとづく対策推進を支援し、進捗確認や改善提案を実施。また、オプションとしてセキュリティポリシー策定支援やソリューション導入支援を提供し、計画した対策の実行を支援するとしている。各メニューの価格は以下の通り。
今後、申請支援や更新支援メニューの提供を予定し、評価取得に向けた取り組みから継続的な運用改善までを支援する包括的なサービスへと発展させていく。また、同社が提供する各種セキュリティソリューションや運用サービスとの連携を強化し、サイバーセキュリティ対策を総合的にサポートしていく考えだ。

