TISインテックグループのTISは4月21日、生成AIの普及に伴う情報漏えいリスク増加により社内の情報セキュリティ管理に課題感を抱える企業に向けて、情報資産の保護領域を定義し、リスク分析から運用定着までをワンストップで支援する「AI対応データ保護管理サービス」を提供開始することを発表した。
同サービスでは3種の主要なデータ管理ツール「Microsoft Purview」「Varonis」「すみずみ君」を業種や規模に合わせて最適化し、企業の機密情報の所在・権限・利用状況を可視化し、不正アクセスや情報漏えいリスクからの保護体制を強化する。
サービス提供の背景
近年は生成AIの急速な普及に伴い、企業が取り扱うデータ領域はオンプレミスからクラウド、AI環境へと急速に拡大している。
企業における情報セキュリティ管理はますます複雑化し、従来の通信制御やUSB利用制限といったセキュリティ対策では、内部不正や誤操作による情報漏えいを十分に防ぎきれない事例も増加しつつある。
特に、AI利用時における機密データの意図しない流出は、経営上の大きな懸念事項となっている。
また、過検知・誤検知によるチューニング対応にかかる負担や、機密性に応じたラベルの付け忘れなど、運用の属人化による情報漏えいリスクも高まっている。
TISはこうした市場ニーズに応えるため、金融、産業、公共など幅広い業界においてコンサルから運用まで対応できる豊富な実績を強みに、AI時代の情報セキュリティ管理を支援すべく、「AI対応データ保護管理サービス」の提供を開始する。
データ可視化と分類・制御の自動化により実効性の高いデータ保護を実現
企業の持つオンプレミスからクラウド環境に分散した機密データや個人情報を、従来のキーワード / 正規表現のパターンマッチングに加え、AIや機械学習を活用した内容解析により、高精度な検知・分類・自動ラベル付けを実施する。
合わせて、「誰が」「どのデータに」アクセスできるかを可視化することで、複雑化したアクセス権の不備を直感的に把握できるようにする。
さらに、ポリシーに従い不要または過剰なアクセス権を自動的に是正することで、最小特権の原則を継続的に維持し、内部不正や誤操作による情報漏えいリスクを低減する。オンプレミスからクラウド環境までを横断的に保護し、情報システム部門の運用負担を抑え、属人化の解消に寄与する。
3種のデータ管理ツールによるカスタマイズ性の高いデータ保護
異なる特長をもつデータ管理ツール「Microsoft Purview」「Varonis」「すみずみ君」を顧客の業種や環境や目的に応じてカスタマイズすることにより、目的別にデータの可視化・分類・制御を行う仕組みを構築する。
オンプレミスやクラウドサービス、エンドポイントに分散した情報資産について、各ツールの特長を生かして、可視化・分類・統制を行い、生成AI活用をはじめとするあらゆる業務で発生するデータの不適切なアクセスや漏えいリスクを低減する。
専門チームのコンサルティング支援により投資効果を最大化
TISが20年にわたり多数の導入・運用案件を展開してきた経験や実績にもとづき、上流の分析やルール策定、法規制対応から現場の運用定着までワンストップで支援する。
また、AI時代に対応した社内情報保護ルール整備支援などのコンサルティングメニューを整備。企業の運用課題に対して、定例会を実施するなどして課題整理・対策方針の検討を行い、内製化推進を支援する。
