Windows Latestは3月30日(現地時間)、「Microsoft promises more control over Windows 11 feature rollouts as some changes take months to show up」において、MicrosoftがWindows 11の新機能提供方式を改良し、利用者が新機能の有効化を詳細に管理できる仕組みを導入する計画だと報じた。

  • 「最新の状態です」と表示されても、新機能がすぐに使えるとは限らない 出典:Microsoft

    「最新の状態です」と表示されても、新機能がすぐに使えるとは限らない 出典:Microsoft

なぜ「段階的機能提供(CFR)」は不満を招いていたのか?

現在、Windows 11における新機能や機能改善の配信には「段階的機能提供(CFR)」という手法が用いられている。これは新機能をすべての利用者に一斉に配信するのではなく、互換性の高い一部の端末から順に適用するというものだ。そうして限られた対象で問題がないと判断した場合、より多くのPCで動作が確認できるように提供範囲を広げていく。

この方式は未知の問題からユーザーの環境を保護するうえでは有効だが、新機能をいち早く試したいユーザーには強い不満を抱かせていた。更新プログラムを導入したとしても、主要な機能や不具合の修正が有効化されるまで数か月を要する事態が相次いでいるためだ。

Windows Latestは、具体例として新しいスタートメニューやタスクバーの改良が発表された際のケースを取り上げている。このケースでは、改良された機能が一部の環境に配信するまでに、最初のリリースから半年以上の時間が必要だった。現在のCFRでは、ユーザーは自分がいつ配信の対象になるのかを知る手段がない。これは新機能への期待感だけでなく、深刻な不具合を直す修正パッチがいつ反映されるか分からないという実用面の懸念も生んでいた。

新方針で何が変わる?ユーザーが新機能を有効化できる仕組み

この状況を改善するために、Windowsのデザイン責任者であるMarcus Ash氏は、自身のXアカウントでの投稿で、CFR(段階的提供)の仕組みを改善しユーザーが新機能の体験をより主体的に制御できるようにする意向を表明した。

現在、Windows Insider Programの参加者であってもCFRによって機能が制限されるケースがあるが、この改善により、早期テストを望むユーザーが自身の判断で機能を有効化できる環境が整うことが期待される。

  • Marcus Ash氏によるXへの投稿

    Marcus Ash氏によるXへの投稿

Microsoftは何を変える?OOBE簡略化や広告削減などOS全体の改善

加えて、MicrosoftはOSの利便性を高める包括的な改善プロジェクトの一環として、初期設定画面(OOBE)の簡略化や、OS内の広告削減、エクスプローラーの動作高速化、WebViewに頼らないネイティブUIの採用などにも取り組んでいると、Windows Latestは伝えている。