公式ブログで発表されているように、3月リリースのFirefox 124以降に実験的機能Lab機能(Firefox Labs)で利用できるようになっているタブノートを試してみたが、有益な機能だと感じたので共有しよう。

URLに紐付くメモを残せる"タブノート機能"

タブノートをオンにするには、[ツール]→[設定]からFirefox Labs、もしくはアドレスバーでカスタマイズできるabout:configを用いて

about:preferences#experimental

で実装できる。

  • [ツール]→[設定]からFirefox Lab

    [ツール]→[設定]からFirefox Lab

すると、ブラウザのタブ上にカーソルを置いたときに「ノートを追加」の項目が表示されるようになる。

ここにメモを追加して保存ボタンを押すと、

タブにノートマークが表示され、メモ内容がオンカーソルで表示されるようになる。

ノートはURLと紐付いているため、同じURLを別のタブで開いてもメモは継続表示される。

ノートを削除/編集するには、タブを右クリックして、メニューから[ノートを更新]で行える。

URLには紐付いているが、ローカルで運用される機能のためMozilla側はこれをデータとして収集せずに現在のところ、他のマシンで同一URLを開いてもタブマークは別個のものとして動作している。

着想はマルチタスクの中断の緩和

MozillaのAllison Robins氏は、このLab機能のアイデアはユーザーの思考を中断する通知やマルチタスクの課題解決への試みのひとつであることを示す。中断はストレスやフラストレーションを蓄積するだけでなく時には思いがけない忘却も引き起こすが、シンプルな戦略がこの中断の修正を行える方法としてユーザーに使われていたことを過去に紹介している。

通知やチャットで中断されると、持続性が損なわれていることを知る多くのユーザーが、「A254号室で中断」「導入部分を書き直し、結果​​から始めよう」「フォローアップが必要」 などのメモを付箋ツール、カレンダーなどに記入して最低限の脳のコンテキストを維持しようとしている。

そしてそれが、もっとも効果的な軌道修正だったことから、今回の試験機能に至っていることを明かしている。

いわば、メモやノートにURLを記すのでは無く、URLにノートを記す機能だ。際限なくタブが増えてしまうほどブラウザを使ったタスク処理が増えている昨今、一見シンプルそうに見えるタブノート機能は強力だ。複数マシンでの同期はほしいという声はあがると思うし、大量のメモが構築されることになるはずなので、Markdownに書き出すような機能もあると良いかもしれない。忘れていた思考も取り戻せる。