ソフトバンクグループは4月1日、2026年度ソフトバンクグループの合同入社セレモニーを開催。グループ代表の孫正義会長兼社長が、国内グループ企業の新入社員約950人に向けてあいさつした。
また、ソフトバンクも同日に2026年度入社式を開催し、宮川潤一社長兼CEOが新入社員498人に向けてあいさつした。
「多くの仲間と志を同じくして、創業以来ずっと情報革命を追い求めてきましたが、今日は特に重要な節目だと感じています」と語り始めた孫氏。「これからはAI革命の時代。AI革命こそが情報革命の根幹になる」とし、世界経済の中心的な役割を担う企業の1社でありたい、という思いを述べた。
そして、「もし皆さんが、ソフトバンクは通信の会社だと思っているなら、それは大きな錯覚です。われわれは情報革命の会社なのです」と孫氏は強調。
「創業当初、社員の多くはソフトバンクをパソコンソフトの卸売会社だと思っていたが、私は一瞬たりともそう思っていなかった」と語る孫氏は、ブロードバンド化の流れの中で始めたYahoo! BBや、モバイル事業の足がかりとなったボーダフォン日本法人の買収といった自社の経歴とともに、これからAI革命の中心的企業としてデータセンターや半導体、ロボットの技術を持つ企業を傘下に収めていることを紹介しながら、ソフトバンクグループが「スーパーインテリジェンスによる革命の会社」であることを強調した。
「次の30年、我々はAI革命の中心となることをめざします。願わくば一番になりたいということです。皆さんがこの志を引き継ぎ、AI革命の同志として、思いを共有して実現させてほしいと思います」(孫氏)
ソフトバンクの宮川社長も「ソフトバンクはAI革命の最前線を走る企業として、多くの挑戦を続けています。その中で何ができるかは、皆さんの意識次第。今日から皆さんの中に『AI革命の当事者』というアンテナを立ててほしい」とコメント。常にアンテナを張り、多くのチャンスをつかんでほしいという思いを述べた。
宮川社長は、AIデータセンターの建設やAI-RANの構築、「クリスタル・インテリジェンス」(Crystal intelligence)の開発に加えて、AI処理のエネルギーを獲得するための次世代太陽光電池やエネルギーマネジメントシステムなどの開発も進め、世界中どこでもつながるために空飛ぶ基地局・HAPSなどによる“空の通信ネットワーク網”の整備にも乗り出していることを紹介。「AI時代を創っていくために必要とされるものを社会に実装し続けている。世の中にないものは自らつくることで、取り組みを多角化していく」とした。
「(私は冒頭で)『AI革命の当事者』というアンテナを立ててくださいと話しました。皆さんがこれから働く上で、さまざまな疑問を感じるはずです。その違和感こそ、挑戦の種です。ぜひ、その直感を信じて声を上げてください。皆さんの挑戦がソフトバンクの進化となり、これからのAI時代を創っていきます。常にアンテナを研ぎ澄まし、『AI革命の当事者』として共に挑戦していきましょう」(宮川氏)
