リコージャパンは4月1日、神田(東京都 千代田区)で2026年度の入社式を開催した。新卒で入社するのは286人。「ワクワク」をテーマに、先輩社員らによる歓迎のセレモニーが開かれた。

  • リコージャパン入社式

    リコージャパン入社式

今年のリコージャパン新入社員は積極的?

47都道府県に拠点を構え、全国に広がる販売網を強みとするリコージャパン。同期社員が顔を合わせるのは、めったにない機会だ。

式が始まると、まずは事前アンケートの結果が地域ブロックごとに紹介された。アンケートでは「入社後に楽しみにしていることは?」「初任給の使い道は?」「地元自慢を教えてください」など、入社式らしい質問が用意された。

中国ブロックの地元自慢は「都会と自然のバランスがいいこと」、首都圏ブロックの地元自慢は「マックが24時間やっている」など、それぞれの地域の特色がうかがえる結果となった。初任給の使い方は「両親へのプレゼント」「リコーのカメラを買う」「おいしいものを食べる」など、地域にかかわらずさまざまな思いがあるようだ。

  • 事前アンケートの結果

    事前アンケートの結果

続いて、スマートフォンを使ってリアルタイムにアンケートに回答する企画も。その結果によると、「ワクワクしている(37.9%)」を「正直ちょっと緊張している(62.1%)」が上回った。

「今日の自分を一言でいうと?」の質問には「まだ実感がない」とする回答が90.7%だった。非常に初々しい感情が見て取れる。

一方で、「仕事で大事にしたいのは?」という質問では「まずやってみる(58.2%)」が「まず考えてから動く(41.8%)」よりも多かった。同様に、「エレベーターで上司と2人きりになったら?」という質問では、「無言で耐える(19.6%)」を「会話を試みる(81.4%)」が大きく上回り、「何か質問ある?と言われたら」では「ひねり出す(56.8%)」が「大丈夫と言う(43.2%)」よりも多いなど、積極的な一面も見られた。

  • リアルタイムアンケートの結果

    リアルタイムアンケートの結果

生成AI時代に必要な力とは?笠井社長が語る人材像

次に、代表取締役 社長執行役員 CEOの笠井徹氏がステージ上に登場。以下のようにメッセージを送った。

「リコージャパンでは皆さんの出身地などで地域のお客様を相手にすることもできますし、もし望むのならば首都圏で大手の大企業を相手にすることもできます。リコーグループ全体で考えると、海外拠点で活動することもできます」

「皆さんが物心ついたころにはスマートフォンがあり、小学生のころには震災を経験した方もいるでしょう。環境変化や温暖化を受けてSDGsの取り組みが進められています。高校生もしくは大学生でコロナ禍を乗り越え、最近では生成AIなどテクノロジーも発達しています」

「こうした時代を過ごしてきた皆さんには2つの能力が備わっているだろうと期待しています。1つ目は『変化することを前提に備えておく力』、もう1つは『デジタルファーストな発想』です。この2つは今後の企業人には欠かせないものです」

「リコーグループは『機械にできることは機械に任せ、人は人ならではの価値を創出する』ことを使命としています。現在は機械をAIと読み替えてもいいでしょう。これを実現しお客様の仕事を変えていく役割を果たすためには、皆さんの成長が不可欠です。成長には知識はもちろん、職種ごとの技能も高めなければいけませんが、最も大事なのはお客様を知ろうとする力です」

  • 代表取締役 社長執行役員 CEO 笠井徹氏

    代表取締役 社長執行役員 CEO 笠井徹氏

笠井氏はメッセージの最後に、先輩社員に教わり自身の社会人経験にも役立ったという3つの言葉を新入社員に送っていた。

その言葉とは、「まさか命は取られまい」「仕事から逃げると後から大きくなって戻ってくる」「評価は他人がする」というものだ。

「できればこれらの言葉を思い出す機会がないことを祈りますが、万が一同じような状況に陥ってしまった場合には、思い出してもらえたらと思います」(笠井氏)

「辞めずに支えた経験が原点」新入社員が語る働く理由

笠井氏からのメッセージを受け取った新入社員の中から、代表して齊藤麻奈さんと橋本大雅さんが以下のように抱負を述べた。

「私は大学の4年間で飲食店のアルバイトを経験しました。信頼していた店長の退職をきっかけに新人の離職が増え、私自身も辞めようかと悩みましたが、大切な店を守りたい一心で働きやすい環境づくりに尽力しました。その結果、新人の定着率が向上し、後輩からうれしい言葉をかけてもらえるようになりました。本日からリコージャパンの一員になり、お客様のその先のお客様の笑顔まで想像して仕事ができることにワクワクしています。お客様から心より信頼していただける存在になりたいです」(齊藤さん)

「私の軸となっているのは対話と信頼です。学生時代はアメリカンフットボール部に所属し、勝ちたい思いが先行したためにチームメイトと摩擦が生じることもありました。しかし、対話を諦めませんでした。監督や後輩、同期メンバーと話をする中で、対話は時に難しいですが、向き合うことでしか信頼は生まれないと学びました。入社後はお客様や仲間との対話を大切にし、信頼を積み重ねる営業を目指します」(橋本さん)

  • (写真左から)新入社員代表 齊藤麻奈さん、橋本大雅さん

    (写真左から)新入社員代表 齊藤麻奈さん、橋本大雅さん

全国を拠点とするリコージャパンらしく、入社式の休憩時間には役員がさまざまな地域のお菓子を新入社員に配る様子も見られた。このお菓子をきっかけに、各地の同期社員や先輩社員との話題も広がっていた。今後の各地での活躍を楽しみにしたい。

  • 役員からお菓子が配られた
  • 役員からお菓子が配られた
  • 役員からお菓子が配られた

    役員からお菓子が配られた