Windows Latestは3月26日(現地時間)、「Tested: Windows 11 now has a second taskbar, and it works surprisingly well」において、Windows 11に2つ目のタスクバーが登場したと伝えた。
これはWindowsの標準機能ではなく、PowerToys v0.98.1に搭載された新機能「コマンドパレットのドック(プレビュー)」のことで、1月にテスト段階にあることが伝えられていた。
タスクバーのように使える「ドック」機能とは
今回追加された「ドック(プレビュー)」はコマンドパレットを拡張したもので、コマンドパレットを常時表示することで、タスクバーのようにアプリや機能へ素早くアクセスできるインタフェースだ。
ユーザーはよく使うコマンドやアプリをピン留めして並べることができ、用途によっては既存のタスクバーを補完する役割も果たす。
画面の上下左右に配置可能、柔軟なインタフェース
ドックは画面の上下左右に自由に配置できる点が特徴だ。Windows 11の標準タスクバーでは位置変更に制限があるが、この機能ではより柔軟なレイアウトが可能となる。
作業スタイルに応じて配置を変えられるため、マルチモニター環境や開発用途との相性も良いとみられる。
コマンドパレットとは?アプリ起動を高速化する仕組み
コマンドパレットは、検索ボックスからアプリの起動やコマンドの実行を行えるクイックランチャーだ。
キーボード操作を中心に利用できるため、マウス操作を減らし、作業効率の向上に寄与する。入力内容に応じて候補を提示するため、目的の操作に素早くたどり着くことができる。
ドック(プレビュー)」を有効にする方法
デフォルトで機能は無効になっており、表示するには設定から有効化する必要がある。有効化手順は次のとおり。
- 通知領域のPowerToysアイコンをダブルクリックする
- 「システムツール」→「コマンドパレット」をクリックする
- 右側最下部の「設定」をクリックする
- コマンドパレット設定左側の「ドック(プレビュー)」をクリックする
- コマンドパレット設定右側の「ドックを有効にする」をオンにする
ドックの設定とカスタマイズ方法
ドックは初期状態では画面上部に表示される。設定はドックの空きスペースを右クリックし、コンテキストメニューから「設定」を選択することで開くことができる。配置は設定画面の「配置」から変更可能で、用途に応じて位置を調整できる。
なお、CPU使用率やメモリ使用量が「???」と表示される場合は、しばらく待つか項目をクリックすることで正常に表示されることがある。プレビュー版のため、不安定な挙動が見られる場合がある。
コマンドをドックに追加・ピン留めする方法
ドックに項目を追加するには、コマンドパレットから対象のコマンドを選択し、右クリックメニューから「ドックにピン留めする」を選ぶ。
また、ラベル表示の変更は「ドックの編集」から行える。編集画面で対象アイテムを右クリックし、「ラベル」を選択することで表示内容を調整可能だ。検索欄からアプリ名を入力して呼び出し、そのままピン留めすることもできる。
便利だが注意点も、リソース消費などの課題
コマンドパレットのドックは、タスクバーを代替できる可能性を持つ便利な機能だが、いくつかの制約もある。
Windows Latestによると、通知領域やクイック設定には対応しておらず、完全にタスクバーを置き換えることはできない。また、常駐することでデスクトップ領域を圧迫し、一定のリソースを消費する点も指摘されている。利便性と引き換えに、利用環境に応じた使い分けが求められる機能といえる。
PowerToys v0.98.1にはドッグ(プレビュー)の他にも多数の改善が含まれている。すでに配布を開始しており、Microsoft Storeアプリや「Releases · microsoft/PowerToys」から入手可能だ。


