
社是「相互信頼」を胸に
当社は1972年の創業以来、病院・介護施設、福祉施設を中心に、医療給食・フードサービス事業を展開しています。半世紀超の歴史の中で「食」を通じて人々の健康と暮らしを支えることを使命に事業を継続してきました。
「早い、冷たい、まずい」─。これが病院・介護給食のイメージかもしれません。その中で当社は全国約2000カ所から給食を受託し、1日約40万食の給食を提供し続けています。このことは安全と栄養が担保されている上に、時間通りに提供してきた当社の実績です。お陰様で2024年度の売上高も900億円を超えるほど成長中です。
しかし、医療給食は国の診療報酬に則っているため、我々が自由に金額は決められませんし、食材をはじめとした献立にも制限があります。だからこそ私は「人」で勝負していくしかないと強く思っています。
IT業界などと比べて我々の業界の利益率は決して高くはありません。それでも人への投資が大事だと考え、MBAのエッセンスを取り入れ、外部講師の講義や現場改善などの提案を行うといった課題を課す「若手育成会議」を立ち上げました。
この取り組みから社内コンテストや専門研修制度などの新しい企画が誕生し、従業員満足度が上がるなど、様々な成果が出始めています。また、「カスタマーハラスメント基本方針」を公表するなど、会社が社員を守る取り組みにも注力しています。
さらに、給食を手掛ける当社の料理人が美味しい料理を提供できることを伝えたいという思いから、25年12月には東京・赤坂にフレンチ×和食をコンセプトとしたレストラン「仁饗の香 赤坂」をオープン。料理人の創造性を最大限引き出した創作料理が人気になっています。
先ほど申し上げたような給食へのマイナスイメージは世の中への貢献を業界全体で発信してこなかったことに起因していると考えます。そこで我々と志を共にする企業と一般社団法人「フードネクサスジャパン」を設立しました。給食業界の発展と職場環境の改善を目指して行動していく予定です。
当社の社是「相互信頼」を胸に秘めながら、当社の存在意義、ひいては給食業界の存在意義を一人でも多くの人たちに知っていただきたいと思っています。
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