宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT#2)を3月15日午前7時に実施した。

  • H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

第1段の液体燃料エンジン「LE-9」を3基に増強し、固体ロケットブースター(SRB-3)を使わない“30形態”の追加検証。機体を発射台に固縛し飛ばないように押さえつけた状態で行うロケットエンジンの燃焼試験(CFT:Captive Firing Test)の第2回目だ。

30形態試験機の打ち上げに向けた開発試験の一環として、最初のCFTを2025年7月23~24日にかけて種子島宇宙センターで実施済みだが、このときは計画通り終了したものの、「エンジン燃焼後半になって、1段水素/酸素タンクの圧力が制御圧まで昇圧しなかった」という問題を確認済み。今回は、1段水素/酸素タンク加圧機能の追加検証を目的とした再CFTを行うことにしている。

  • H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

この追加検証の燃焼時間は約50秒間(予定)と、報道関係者向けに事前に説明している。今朝のJAXA公式YouTubeチャンネルでのライブ配信を見る限り、実際には数秒早く燃焼を終了したように見えた。試験結果については後日、JAXAからアナウンスされることになっている。

H3ロケットは、8号機打ち上げ失敗の原因究明が続いてはいるものの、現状では第1段エンジン/推進系は失敗の原因ではないと見られている。このため、開発計画の遅れを取り戻すためにも、打ち上げ再開までの期間を有効利用したかたちだ。

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    H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)