Neowinは3月1日(現地時間)、「Microsoft confirms clean install still mandatory for a Windows 11 performance boost feature」において、MicrosoftがWindows 11のセキュリティとパフォーマンスを向上させる「スマートアプリコントロール」機能について、クリーンインストールを実施した環境でのみ利用可能であることをあらためて確認したと報じた。
同社は当初、今年1月のアップデートによってこの機能の有効化にクリーンインストールが不要になるとアナウンスしていた。
SACの有効化にはWindows 11のクリーンインストールが必要
スマートアプリコントロール(SAC)を有効化するには、Windows 11をクリーンインストールする必要がある。この機能は2022年に公開されたWindows 11 22H2で導入されたため、それ以前からWindows 11をアップデートで使い続けている環境では有効化することができない。
この問題を解消するため、MicrosoftはクリーンインストールなしでSACを有効化できる仕組みを検討している。昨年12月にはInsiderプレビューとして公開テストが開始された。
さらに今年1月に公開されたプレビュー更新プログラム「KB5074105」のリリースノートでは、、SAC有効化にクリーンインストールが不要になったと説明されていた。(関連記事:Windows 11を悪意あるアプリから守る機能「SAC」、再有効化が可能に | TECH+(テックプラス))。
しかしその後、MicrosoftはKB5074105のリリースノートを更新し、SACの有効化にクリーンインストールが不要になるという説明を削除したという。すなわち、現時点ではまだSACを有効化するにはクリーンインストールが必須となっている。つまり、既存のWindows 11環境をアップグレードで利用しているユーザーは、この機能をそのまま有効化することはできない。
「スマートアプリコントロール」とは
Windows 11のスマートアプリコントロール(以下、SAC)は、不正または信頼できないアプリの実行を未然に防ぎ、マルウェアや未知の脅威からPCを保護するセキュリティ機能。
クラウドベースの評価とデジタル署名の検証を組み合わせることによって、ユーザーが実行しようとしたアプリが安全なものであるか確認し、危険と判断した場合には起動を阻止する。Microsoftはこの機能について、従来のウイルス対策ソフトのようにアクティブなファイルを常にスキャンし続ける必要がないため、結果としてPCのパフォーマンス向上につながると説明してきた。
Neowinによれば、今後のWindowsアップデートにより、クリーンインストールを行わずにSACを有効化することが可能になる予定とのことだ。
