Google Chromeチームは3月3日(米国時間)、「Get features faster with Chrome's two-week release cycle|Blog|Chrome for Developers」において、Google Chromeのリリースサイクルを4週間から2週間に短縮すると発表した。

このリリースサイクルの変更は最新のパフォーマンスの改善、修正、新機能を速やかにユーザーの元へ届ける目的で実施される。

  • Google Chromeの操作画面。今年2月に分割ビューが追加された 出典:Google

    Google Chromeの操作画面。今年2月に分割ビューが追加された 出典:Google

Chrome 153から2週間ごとのリリースサイクルへ

新しいリリースサイクルは、9月8日リリースのChrome 153安定版から開始される。この変更はPC、Android、iOSプラットフォームのベータ版および安定版に適用される。Devチャンネル、Canaryチャンネル、拡張安定版には影響しない。

従来のリリース予定日と、新しいリリース予定日の比較表は次のとおり。

ステージ M153 (旧) M153 (新) M154 (旧) M154 (新)
ブランチポイント 8月24日(月) 8月17日(月) 9月21日(月) 8月31日(月)
ベータプロモーション 8月26日(水) 8月19日(水) 9月23日(水) 9月2日(水)
安定版カット 9月8日(火) 8月25日(火) 10月6日(火) 9月8日(火)
早期安定版リリース 9月9日(水) 8月26日(水) 10月7日(水) 9月9日(水)
安定版リリース 9月22日(火) 9月8日(火) 10月20日(火) 9月22日(火)

リリースサイクルの短縮は問題の洗い出しやテスト期間も短縮することになる。そのため製品品質の低下が懸念されるが、この点についてGoogleは次のように述べ、安定性は維持されると自信を見せている。

「リリース頻度は高くなりますが、その範囲が小さくなるため、中断が最小限に抑えられ、リリース後のデバッグが簡素化されます。また、最近のプロセス改善により、移行後も安定性の高い基準が維持されると確信しています」

リリース短縮で脆弱性修正の適用も高速化

本件は脆弱性の影響軽減に寄与することが期待されている。リリースが早まることで脆弱性修正からパッチ適用までのギャップも短縮されることになり、被害の減少につながる可能性がある。

今後の各バージョンのリリーススケジュールは、「Chromium Dash」から確認できる。リリースサイクルのステージの解説は「Chromium Docs - Chrome Release Cycle」が詳しい。