Photosynth(フォトシンス)は3月3日、新規事業の創出を目指して新たにフィジカルAI領域に参入するとともに、研究開発拠点となる「Photosynth Physical AI Lab(フォトシンス・フィジカルAI・ラボ)」(東京都港区)を開設し、稼働を開始した。

フィジカルAI領域参入の背景

同社では、少子高齢化に伴う人手不足という社会課題に対して「人手に依存しない、自律型の物理空間で、社会を自由化する。」というビジョンのもと、あらゆる物理空間を無人化・省人化する「Akerun入退室管理システム」(Akerun)や施設運営BPaaS(Business Process as a Service)「Migakun」をはじめとした空間管理ソリューションを提供している。

また、HESaaS(Hardware Enabled Software as a Service)モデルで提供されるAkerunの開発を通じて、ハードウェア、組込み、AIを含むソフトウェア、製造までを網羅するフルスタックの開発体制に強みを有しており、さらに法人向け事業で培ったハードウェア/ソフトウェア両面での信頼性や安定性で実績を有している。

今回、こうしたフルスタックの開発体制を基盤に、無人化・省人化産業における有望なソリューションとなるフィジカルAIの研究開発と、将来的には社会実装までを見据えて、新たにフィジカルAI開発への参入を決定した。

Photosynth Physical AI Labの概要

Photosynth Physical AI Labでは、アプリケーションレイヤーにおけるAIを中心とした開発から着手し、その後はフルスタックの開発基盤を活用したハードウェア/ソフトウェアの開発を順次進める計画だ。

  • Photosynth Physical AI Labの開発領域

    Photosynth Physical AI Labの開発領域

また、開発するフィジカルAIは清掃、ビルメンテナンス、総務事務、警備、商品陳列、そして福祉・介護などを担う業務支援ロボットなどを想定し、研究開発だけにとどまらない、社会実装までを見据えた取り組みを推進する計画としている。

  • Photosynth Physical AI Labの開発対象

    Photosynth Physical AI Labの開発対象

なお、Photosynth Physical AI Labの所長には、同社のCTO(Chief Technology Officer:最高技術責任者)である渡邊大輝氏が就任する。