AlteraとBroadcomが次世代高性能無線プラットフォーム開発で連携
Alteraは、Broadcomと次世代の高性能無線プラットフォームの実現を支援することを目的に提携したことを発表した。
すでにAlteraのFPGA「Agilex 7」とBroadcomのSoCプラットフォーム「BroadPeak」をつなぐ形での相互運用性テストに成功し、32.44GbpsのJESD204C接続を利用したワイドバンド無線構成において、堅牢かつ確定的で高スループットな性能を検証したという。
同ソリューションは、大規模展開向けに設計されたもの。厳しい消費電力枠や熱設計制約を満たしつつ、信頼性やフォームファクタを損なうことなく、高密度・大容量の無線機を実現できるという。また、次世代の3GPP FR1およびFR3帯域をサポートし、ベースバンド処理とRF処理を効率的に分割することで、システム設計を簡素化し、市場投入までの期間を短縮できるとのことで、通信機器システムメーカーなどは、8T8Rから128T128R構成、さらにはそれ以上に至るO-RAN 7.2xスプリットをサポートする拡張可能な無線プラットフォームを迅速に構築できるようになるとする。
具体的には、5G Advancedおよび6Gに向けたBroadcomのRFとコンバータ技術、ならびにAlteraのFPGA、および実証済みの無線ビームフォーミングとL1 lowソリューションなどを組み合わせることで実現できるとしており、これにより複雑さを軽減し、インフラプロバイダーがより迅速に次世代ワイヤレスネットワークを構築できるように支援をすることが可能となったとしている。
NECと5G Massive MIMO無線機開発で連携
また、AlteraはAgilex 7を活用して開発された5G Massive MIMO無線機におけるNECとの提携も明らかにした。
こちらのソリューションはNECがサブ6GHz帯の無線ユニットを迅速に市場投入することを支援したというもので、同ユニットは、消費電力を40%以上削減しながら、スループットを向上させることでネットワーク容量を増強し、より効率的なOpen RANおよびvRANの導入を可能にするという。
さらに、AlteraはMicroelectronics Technology(MTI)と共同で、AlteraのFPGA「Agilex 5 Eシリーズ」をベースとしたマクロ高出力4T4R無線ユニット(RU)の開発で協力していることも明らかにしており、MTIがコンパクトなサブ6GHz帯のシングルおよびマルチバンド無線ユニットの迅速な市場投入を可能としたと説明しているほか、印WiSig Networksとの提携では、32TR n78 Massive MIMO ULPI無線機と8T8R高出力n78マクロセルの2つの次世代無線プラットフォームの開発を通じて、Open RANのイノベーションを推進していることも明らかにしている。これらのプラットフォームは、インドで設計・開発されており、同国の5G通信インフラにおける「メイド・イン・インディア」の要件に準拠しつつ、エネルギー効率の向上、アップリンク性能の強化、およびOpen RANベースの5G展開のための拡張可能なアーキテクチャを実現したとしている。