AI半導体最大手のNVIDIAが、AI推論処理に特化した新プロセッサを3月中旬に開催する同社の自社イベント「GTC」で発表する予定だという。
OpenAIが主要顧客となることで合意
新プラットフォームにはNVIDIAが2025年末に約200億ドルで買収したスタートアップであるGroqの言語処理ユニット(LPU)技術が採用される。
OpenAIが主要顧客となることで合意しており、同社は新システムを用いてAIコーディングツール「Codex」の強化を図る方針だ。
AI市場の重心がモデル学習から推論処理へとシフトする中、NVIDIAのGPUはコストや消費電力の面で非効率との指摘が増えていた。GoogleやAmazonも独自の推論チップを展開しており、NVIDIAは対応を迫られていた。
一方で、NVIDIAはGPU以外の領域にも戦略を広げている。今月はMetaとの提携拡大を発表し、同社の広告ターゲティングAIエージェント向けにCPUのみの展開を初めて実施した。GPU一辺倒から脱却し、多様なAIワークロードを取り込む戦略への転換と分析されている。Wall Street Journalが2月27日付けで報じている。