NVIDIAは2月25日(米国時間)、2026年1月25日に終了した2026会計年度第4四半期(2025年11月~2026年1月)の決算を発表した。

それによると売上高は前四半期比20%増、前年同期比73%増の681億ドルとなり、その結果、2026会計年度通期(2025年2月~2026年1月)の売上高は前年度比65%増の2159億ドルとなり、いずれも過去最高を更新した。

  • NVIDIAの2026会計年度第4四半期決算概要

    NVIDIAの2026会計年度第4四半期決算概要 (出所:NVIDIA)

第4四半期もデータセンター向けが成長

第4四半期の売り上げをセグメント別に見ると、データセンター分野が前年同期比75%増、前四半期比22%増の623億ドルとなり、全体の91%を占める規模となるなど、AIデータセンターの需要が依然として強いことを示す結果となっている。

第4四半期のデータセンタ向け売上高は過去最高の623億ドルとなり、前四半期比22%増、前年同期比75%増となった。アクセラレーテッドコンピューティングとAIといった主要なプラットフォームの移行が牽引した。

ゲーミング向け売上高は前年同期比47%増の37億ドルとするが、前四半期比では前四半期のホリデーシーズンの需要の高まりによる流通在庫の減少から13%減としている。

このほか、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション向け売上高は、前年同期比159%増、前四半期比74%増の13億ドル。自動車・ロボット向け売上高が前年同期比6%増、前四半期比2%増の6億ドルとしている。

これらの結果、同四半期の営業利益(GAAP基準)は、前年同期比84%増、前四半期比23%増の443億ドル、純利益は、前年同期比94%増、前四半期比35%増の430億ドルとなり、過去最高を更新した。

今後もAI需要を背景に成長を予測

通期のセグメント別売上高はデータセンターが前年度比68%増の1937億ドルと過去最高を更新したほか、ゲーミングも同41%増の160億ドルと過去最高を更新したとする。また、プロフェッショナル・ビジュアライゼーションは同70%増の32億ドル、自動車・ロボットも同39%増の23億ドルとしており、これらの結果、通期営業利益は前年度比60%増の1303億ドル、純利益は同65%増の1200億ドルとこちらも過去最高を更新した。

  • NVIDIAの2026会計年度通期決算概要

    NVIDIAの2026会計年度通期決算概要 (出所:NVIDIA)

NVIDIAの創業者兼CEOであるJensen Huang氏は、エージェントAIの登場により、AIに対する演算能力需要が指数関数的に増加している中、Grace Blackwellの推論活用がトークン当たりのコストを低減させることに役立っていると指摘。次世代のVera Rubinの登場は、そのポジションをさらに強めるものになると成長要因を説明しており、その背景には顧客企業が継続してAIへの投資を積極的に行っていることを強調している。

2026年もAIブームは継続

なお、同社は2027会計年度第1四半期(2026年2~4月)の売上高見通しを780億ドル(±2%)としている。中央値で比較すると前四半期比14.5%増となり、この値は市場予測を上回っており、AIブームが継続するとの同社の見立てを示すものと考えらえている。

また、この売上高見通しは、中国におけるAI関連の売上高を想定していないが、同社は中国顧客向けにAI半導体「H200」の少量出荷ライセンスを米国政府から取得したことを明らかにしており、個の販売状況次第では見通しが上振れる可能性もあると言える。